LINEの最新版となるバージョン8.0.0がApp Storeで公開された。今回のアップデートではメッセージを長押しした時に表示されるメニューのデザインが変更され、アップデートに伴い重要なプライバシポリシーの変更も実施されている。
LINE、Ver8.0.0のアップデート内容
2018年1月15日に公開されたバージョン8.0.0のアップデート内容は以下のとおり。
- トークルーム上部の[写真]メニューを、動画も見られる[写真/動画]にアップデート
- メッセージを長押しして表示されるメニューのデザインを変更
- 表示言語をLINE内で自由に変更できるように改善
トークルーム上部の写真が「写真/動画」に
トークルームの右上に表示される「v」をタップするとアクセスできるメニューにおいて「写真」が「写真/動画」に変更されてトークルームに投稿された写真だけでなく動画も表示されるようになった。
左:アップデート後、右:アップデート前
メッセージを長押しして表示されるメニューのデザイン変更
新しいメニューデザイン
誤って送ってしまったLINEのメッセージの送信取り消し時に利用する長押し。メニューに表示される機能が多くなったことでタップ数が増えていたが、デザインが変更されたことで少ないタップ数で利用できるようになった。
サービス向上のための情報利用に関するお願い
なお、アップデート後、LINEを起動すると「サービス向上のための情報利用に関するお願い」という画面が表示されるようになっている。LINEの不正利用防止やサービスの提供・開発・改善、広告配信を行うために利用する情報が変更されたようだ。なお、友だちとのテキストや画像・動画などのトーク内容や通話内容は含まれないと案内されている。変更対象の情報は以下のとおり。
- 友だちとのトークルーム
- 使用したスタンプ、絵文字、エフェクト、フィルターの種類
- トークの相手、日時、既読、データ形式※、取消機能やURLへのアクセスなどの利用状況
- 公式アカウントとのトークルーム
- トーク内容(テキストメッセージ・画像・動画の内容を含みます)を含むコミュニケーション
- ※ただし、官公庁、自治体、政党、金融、病院、宗教に関連するものなど、LINEが特に機微な情報を扱う可能性があるとして指定したアカウントについてはトーク内容の分析対象外
- タイムライン
- 投稿内容、投稿日時、データ形式、コメント欄のスタンプ、閲覧時間および回数等
- ※ただし、公開範囲が「自分のみ」の場合、投稿内容は対象外となります。
- LINEが提供しているブラウザ、保存、共有などの利用状況
- トークルームで保存、共有といった機能を使った場合、そのデータ形式等
- LINE経由でのURLアクセス元情報
- 例えば、友だちとのトークルームからアクセスした場合、そのトークルームのこと