
LINEが3月17日にリリースしたバージョン15.3.0では、Android端末を「サブ端末」として登録できるようになりました。
これにより、AndroidスマートフォンやiPhoneでLINEを使いながら、大画面のAndroidタブレットをサブ端末として利用することが可能に。
これまでサブ端末として使えたのはiPadとPCのみでしたが、そこに新たにAndroidが加わった形です。
アカウント移行と間違えてトーク履歴が消える
サブ端末として使えるのはAndroidタブレットに限らず、たとえばiPhoneとAndroidスマホの2台持ちでも同じアカウントでログインできるようになり、これが大きな話題を呼んでいます。
一方で、サブ端末として登録したつもりが、実際にはOS間の移行操作を行ったことでトーク履歴が消えてしまった、といった報告も散見されます。
トーク履歴が消えてしまうのは、OS間の移行において直近14日間のトーク履歴しか引き継げないLINEの仕様が原因です。(Galaxyでは例外も)
iPadのサブ端末利用でも報告あり
サブ端末登録によるトーク履歴の消失は今回が初めてではありません。
これまでもiPadをサブ端末として使おうとした際に、誤ってアカウントごと移動してしまい、履歴が消えたという事例もたびたび報告されています。
軽微な不具合で配信を一時停止→再開
良くも悪くも話題になってるLINEのサブ端末登録。筆者もすぐに使ってみたいと思っていましたが、なかなかバージョン15.3.0が降ってこないなと思っていたら、最新版の配布を一時停止していたとのこと。
この件についてLINEに問い合わせたところ、「軽微な一部の不具合を修正するため、一時停止しておりました」との回答がありました。また、トーク履歴の消失と配信停止には関係がないとのこと。
なお、最新バージョン15.3.1は、本日から来週にかけて順次配布される予定とのことです。
トーク履歴が消えないために
サブ端末の登録においてトーク履歴が消えてしまう要因の1つに順次配信によるインターフェースの混在もあると考えられますが、今回のような不具合が起きたときの影響を最小限に抑えられるメリットでもあります。
そもそも完全なマルチログインを可能にすれば良いのでは?という声が圧倒的に多いわけですが、LINEは非対応の理由について、不正アクセスのリスクを減らすためと回答しています。
とりあえずサブ端末の利用過程においてトーク履歴が消えないようにするには、アカウントの移行と同じ操作を行わないことが重要です。
そのためには、まず設定画面のアプリ→LINEに進み、一番下に表示されるアプリのバージョン番号が15.3.1以降になっていることを確認しましょう。
もう1つはサブ端末として利用するデバイスでLINEを起動し、ログインボタンを押してもサブ端末のボタンが表示されず、ログイン方法を選択する画面が表示されたらそこで引き返すことです。



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