LINEが昨年11月に提供を開始したLINE VOOM(旧LINEタイムライン)にて、公開範囲の不具合が発生したことを報告し、謝罪しました。
不具合はシステムの設定ミスによって「友だち」の公開範囲の設定が適切に機能しないというものです。
原因はLINE VOOMへのシステム移行時の設定ミス
LINEによると、LINE VOOM(旧LINEタイムライン)で「フォローの初期設定」の完了後、自動で作成される「LINE友だち」の公開先リストに、ユーザーがLINEタイムラインで非公開に設定していた「友だち」(ブロックした友だちは含まず)が誤って含まれる不具合が発生したとのこと。
この不具合によって、LINEタイムラインで一部の「友だち」を非公開に設定し、かつLINE VOOMで「フォローの初期設定」を行った場合において、公開範囲を「友だち」または「LINE友だち」に設定した投稿が、非公開と設定した「友だち」から閲覧されうる状態になっていました。
- LINEタイムラインで、公開範囲の設定を「友だち」としていた投稿
- LINE VOOMで、「フォローの初期設定」前に公開範囲の設定を「友だち」としていた投稿
- LINE VOOMで、「フォローの初期設定」後に公開範囲の設定を「LINE友だち」としていた投稿(ストーリー機能含む)
これを受けてLINEは、1月3日に非公開に設定した「友だち」から見られる状態にあった投稿を、非公開に設定した「友だち」から見られないようにする暫定的な対応を行なったと説明。この暫定対応によって、LINE VOOMの投稿の公開先リストにある「LINE友だち」に、非公開と設定した「友だち」が表示上、含まれている状態になっていたとしています。
その後、1月10日および11日に「LINE友だち」の公開先リストから、非公開と設定していた「友だち」を含まないように修正したとのこと。
上記の不具合とは別に「フォローの初期設定」完了後の「LINE友だち」自動生成を行った全てのユーザーにおいて、一部の友だちが加わっていなかった可能性があることも判明したと明かし、ユーザーに対して「LINE友だち」のリストの確認をお願いしていると説明しています。
不具合の発生規模(1月12日時点でLINEが確認した数値)は、非公開と設定した「友だち」の画面に投稿が表示されたアカウント数(①)は日本国内で約84万アカウント、海外を含めると約111万アカウント。
公開先リストの「LINE友だち」に、非公開と設定した「友だち」が誤って含まれたアカウント数(①を含む)は日本国内で約764万アカウント、海外を含めると約911万アカウントとのこと。
LINEは、不具合の原因について、LINEタイムラインからLINE VOOMへのシステム移行時の設定ミスによるものと説明し、再発防止策として、システム開発時のチェック体制を強化するとともに、問題の早期発見・原因特定に向けた体制強化などを行うとしています。
- 2021年11月25日
- LINE VOOM提供開始に伴い、「フォローの初期設定」が始まり、本不具合が発生
- 2021年12月28日
- 本不具合の調査を本格的に開始
- 2022年1月3日
- 原因の特定および本不具合の暫定的な対応を実施
- 2022年1月10日および11日
- 本不具合の修正対応を実施
- 2022年1月12日
- 本不具合の公表および本不具合が発生していたユーザーへのお知らせを実施
- LINE VOOMに関するよくある質問
- 本件に関する問い合わせ窓口
- | LINE
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