5月25日、NTTレゾナントが2023年7月1日をもってNTTドコモと合併することを発表しました。
合併について「コンシューマ向け事業における営業体制・サービス開発力など経営資源の強化と意思決定の迅速化を図ることで、多様なニーズにお応えするサービスの提供をめざす」としています。
なお、NTTレゾンナントが提供するOCNやgooなどのサービスはドコモが継続して提供(Remote TestKitはNTTレゾナント・テクノロジーに事業移管)し、合併等に伴うユーザーの手続きは一切ないとのこと。
過去にはサブブランドの可能性を否定
NTTレゾナントは2022年7月にOCN光やOCNモバイルONEなどコンシューマー向け時事業をNTT Comから移管するとともにドコモの完全子会社となっていましたが、新たにドコモと合併することになります。
少し振り返ると、NTTレゾナントがドコモの完全子会社になる際、ドコモ本体に取り込んでMVNOをサブブランド化しないと宣言。すでにあるMVNO市場の競争を加速させることが重要とし、ドコモのエコノミーとして他のMVNO事業者と連携することを考慮すると、サブブランド化するよりもMVNOとして充実化する方が最適としていました。
しかし、今回OCNモバイルONEを提供するNTTレゾナントがドコモ本体に吸収されることで、KDDIが展開するUQ mobileとpovo 2.0、ソフトバンクが展開するワイモバイルとLINEMOと同じように実質的にはサブブランドになります。
現在、OCNモバイルONEはドコモのエコノミーMVNOとして提供されており、すでに全国のドコモショップで申し込みが可能。料金に応じたdポイント付与や通信料金へのdポイントの充当、dアカウントを使った認証サービスを利用できることからサブブランドになってもサービスに大きな変化はありませんが、統合前にサービス拡充など何らかの発表があるかもしれません。
UPDATE:2023/05/25 18:10ドコモ広報部に問い合わせたところ、OCNモバイルONEはMVNOサービスとして引き続き提供する方針との回答を得ました。
コメントを残す