2014年初めに番号が枯渇すると予測されたことで、当時PHSのみに使用されていた070番号が2013年11月から携帯電話やスマートフォン向けに開放され、新たに約7000万件の電話番号が利用可能になりました。
そんな070番号も2018年には枯渇する可能性が出てきたため、総務省は060番号を新たに開放・追加するようです。
060番号が携帯電話番号として再び利用可能に?
日本経済新聞によると、070番号は2018年にも枯渇する見込み。それを受けて総務省は060番号を個人向けの携帯電話・スマートフォンに開放する計画があるようです。
2018年にも既存の「070」は枯渇する見込みで、個人の携帯電話向けにも「060」を開放する計画だ。
このため総務省は、機器間通信用の携帯電話番号の需要を020に振り向けると同時に、将来は事実上使われていない060を携帯電話用に開放することを検討する。
引用元:電子機器に専用携帯番号、通信向けに「020」を開放 :日本経済新聞
060番号は、1999年の1月1日までPHS用に割り当てられていた番号で、同日午前2時より実施された携帯電話番号の10桁から11桁への変更にともなって、060番号は050番号と共に070番号に統合されました。
その後、「eコール」用として利用されたものの、現在、060番号は使われていない電話番号となっていることから、070・080・090の3桁から始まる電話番号が枯渇する可能性が出てくる時期をみて、060番号が開放されるようです。060番号が開放されれば、約9000万もの電話番号が新たに利用できるようになります。
前述したとおり、060番号は1999年1月1日までPHS用として使われていた番号。ケタ数は変わるものの、報道のとおり060番号が開放されるとなれば、16年以上もの時を経て携帯電話・PHSの番号として再び利用されることになります。
ちなみに、020〜040が利用されていない空き番号となっていますが、020番号はM2Mなど機器間通信で利用されると報じられています。将来的には12ケタに増やされ、再び電話番号が整理される可能性もあるかと思いますが、それはまだまだ先の話しとなりそうです。