ASUS、2026年は新型スマホの発売を見送り。事業は継続と報道
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ASUSは2026年、新型スマートフォンの投入を見送る方針です。
当初は販売代理店がSNSで発信した情報をきっかけに、ASUSがスマートフォン市場から全面撤退するのではないか、との見方が広がりました。ところがASUSは中央社(CNA)の取材に対し、スマホ事業の運営は継続し、既存製品の維持・アップグレード、保証も続けると説明しています。
そのうえで、2026年に新機種を発売する計画は現時点ではないと明らかにしました。
ASUSは本日、中央社記者に対し、ASUSスマートフォンの運営、製品サポート、アップグレード、保証は継続して実施されるものの、2026年における新機種の発売計画は現時点ではないと表明しました。ASUSはさらに、携帯電話事業部門の運営は変更なく維持され、全てのASUS携帯電話ユーザーに対し、完全なアフターサービスを継続して提供すると説明。保証条項とソフトウェア更新は影響を受けないと付け加えた【翻訳済み】
- 引用元
- CNA
発端は販売店の投稿:年末で新機種停止、専売店も閉店の噂
ASUSはZenFoneシリーズでスマホ市場に存在感を築いてきました。日本では同社初となるSIMフリースマホ「ZenFone 5」で注目され、続く「ZenFone 2」のヒットでコスパの高い機種を出すブランドとしての認知が一気に広がった印象です。
ただ、その後はHuaweiやXiaomiなど中国メーカーの台頭で競争が一気に激化。戦略を切り替え、フリップカメラなど尖った個性を出しつつ、ハイエンドに寄せたZenFoneと、ROGブランドのゲーミングスマホへと軸足を移していきました。
Zenfone 10のようなコンパクトスマホには根強いニーズがあるものの、動画視聴など電力消費の大きい使い方が一般化するほど、サイズの制約で大容量バッテリーを積みにくい小型モデルは不利になります。電池持ちへの不安が残る端末は選ばれにくく、実際にAppleやソニーが数年前に撤退するなど、コンパクト路線は市場全体でも縮小しています。

そうした流れのなかでASUSもコンパクトモデルを廃止し、2025年は大型モデルの「Zenfone 12 Ultra」と、ゲーミングスマホの「ROG Phone 9」といった限られたラインで展開していました。今回、2026年は新型モデルを出さない決断をした可能性があります。
背景として見逃せないのがコスト環境の変化です。
AIの進化を支えるメモリは需要が強く、高騰しています。部材コストが上がれば端末価格にも跳ね返りやすく、販売台数にも影響しかねません。ASUSのようにPCメーカーでもある企業にとっては、限られた部材や投資をどこに優先配分するかがより重要になります。
スマホを無理に毎年出すより、採算と勝ち筋が見えるタイミングに絞って勝負する——結果っとして「1年スキップして次に備える」という選択が増えても不思議ではありません。
2027年にスマホ新製品が再開されるのか、今後の動向を見守りたいところ。なお、ASUSは2023年にもZenfoneシリーズの廃止が報じられましたが、すぐに否定していました。






















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