Googleは4月中に手ごろな価格の「Google Pixel 9a」を発売する予定ですが、そのわずか約4-5ヶ月後にはハイエンドモデルのPixel 10シリーズが登場する見込みです。
すでに流出した画像から、デザインは現行モデルと大きく変わらないことがわかっており、Googleは内部アップデートに注力すると予想されます。
最大の内部アップデートは、製造をSamsungから業界最大手のTSMCに変更し、フルカスタム設計に移行する「Google Tensor G5」でしょう。これと合わせて、ソフトウェアの改善により、起動パフォーマンスの大幅な改善にも取り組んでいるようです。
起動プロセスの読み込み時間が30%短縮?
ソースコードの解析から多数の未発表機能を発見してきたMishaal Rahmanは、AOSPのコードレビューから「Pixel 10」と明記されたコード変更を発見したと報告しています。
コード変更のタイトルは「並列モジュール読み込み:パフォーマンスモード」の追加で、Googleのエンジニアによれば、この変更をPixel 10でテストした結果、読み込み時間が30%も短縮されたとのこと。
さらに、この変更は折りたたみスマートフォンのPixel Foldでもテストされ、25%短縮されていることから、Pixel 10専用の変更ではないこともわかっています。つまり、将来的にはすべてのAndroidデバイスに拡大する可能性があります。
並列モジュール読み込み:パフォーマンスモードの追加
パフォーマンスモードを追加しました。このモードでは、メインスレッドがサブスレッドによる既存の独立モジュールの読み込み完了を待たずに、新しい独立モジュールを特定できるようになることで、並列モジュール読み込みのパフォーマンスが向上しました。
Pixel 10で読み込み時間が30%短縮され、Pixel Foldで25%短縮されます。
- 引用元
- AOSP
Mishaal Rahmanは、今回の変更が起動プロセスの重要な部分に関連していると報告しています。
Androidはいくつかの段階を経てシステムを立ち上げますが、今回の変更では一部のモジュールの読み込み方法を見直し、以前から存在していたボトルネックを解消。これにより、読み込み時間が大幅に短縮されます。
ただし、30%の短縮は起動プロセスの一部に限定されたもので、起動全体が30%短縮されるわけではなく、ユーザーが実際に体感できるものかは明らかではありません。
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