2月12日、楽天モバイルが2020年度通期及び第4四半期の決算説明会を開催し、2月8日末時点での累計の契約申し込み数が250万を突破したと発表した。
1月29日の新料金プラン発表時は220万人と発表していたため、わずか10日ほどで約30万契約を獲得したことになる。これによって先着300万人を対象にした1年間無料で使えるキャンペーンの残り枠は50万となった。
ネットワークの高密度化でエリア内の繋がりやすさ向上を目指す
今年4月にスタートする新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、1GBまでなら無料、3GBまでなら980円、20GBまでなら1,980円、20GBを超えると2,980円の段階制で提供される。
他社が20GB・2,980円のプランを発表するなかで、楽天の“1GBまで無料”のインパクトは大きく、新プラン発表後の申し込み数は約4倍に成長しているという。ちなみに、新プラン発表前の獲得ペースは1日平均で7,000件強であることを明かしていた。
注目を集める一方で対応エリアには不安の声も多い。
ドコモ、au、ソフトバンクに比べてエリアが狭い上に、エリア内であっても地下などで圏外になることもあるが、現在の人口カバー率74.9%を今年夏までに96%まで引き上げる計画で、エリア内においても繋がりやすさ向上のためにネットワークを高密度化を進める。
具体的には4G屋外基地局数を当初の計画である27,397局から44,000局まで大幅に増やすとのこと。
なお、5Gについては第2四半期に“真の5G”と言われる低遅延と多接続を可能にする5G SA(スタンドアロン)のサービスを開始する予定とした。
コメントを残す