楽天モバイルが関東地方における楽天回線5G Sub6エリアの拡大を発表しました。
同社は2024年内に最大1.6倍に拡大(2024年1月比)予定と案内していましたが、前倒しで2.1倍に拡大したと説明しています。
楽天回線における5G Sub6エリアの拡大は、衛星通信との干渉条件緩和に伴い、基地局の電波送信出力を引き上げるものです。楽天モバイルだけでなく他社も同様に基地局の出力アップによってエリアを拡大していました。
楽天モバイルでは、基地局のソフトウェアアップグレードによるキャパシティの増強とエリア拡大も実施しており、東京都内では、今年6月時点で5G接続におけるセル当たりのトラヒックが約2.3倍、ユーザー数が約1.5倍、平均通信速度が約2倍になったことを発表していました。
5Gのエリア設計においては、カバー範囲が4Gに比べて狭いことから基地局数が重要になります。楽天モバイルによると、2024年9月末時点で合計17,494局の5G基地局を展開しているとのこと。これは2023年度末の開設計画数と照らし合わせるとドコモに次ぐ2位となります。
また数十から数百のアンテナを設置して一斉に通信を行うことで、混雑したエリアでも快適に通信できる通信技術であるMassive MIMOを5Gネットワークの8割以上で採用しているとのこと。
2025年1月には九州や沖縄でも同様の施策を行うことで5G基地局のキャパシティ増強と5Gエリアを拡大する予定としています。
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