楽天モバイルが全国23道県の一部地域において、2021年10月以降順次、パートナー回線によるローミングサービスの提供を終了すると発表しました。
すでにパートナー回線の順次終了している地域を含めると39都道府県で、引き続き提供されるのは岩手県・山形県・山梨県・和歌山県・島根県・高知県・長崎県・鹿児島県となっています。
パートナー回線の提供縮小により損失も大幅縮小へ
パートナー回線の提供が順次終了するのは、北海道、青森県、秋田県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、鳥取県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、沖縄県。
茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県については、2023年3月末にかけて原則、楽天回線に切り替え予定とのこと。
楽天はイチから基地局を設置して携帯電話サービスを開始しており、全国で楽天回線が利用できるまで時間がかかることから、楽天回線に繋がらない場所・エリアでも使えるようにKDDIの回線を借りてサービスを提供しています。
KDDI提供のパートナー回線は、都道府県ごとに楽天回線の人口カバー率が70%を上回った時点で、両社の協議をもってローミングの提供継続・終了が決定されます。
楽天によると、パートナー回線の提供終了によって影響の出る可能性がある場合は、9月中旬より案内を開始しているとのこと。それでも2021年10月以降に電波が繋がりづらいなどの不便が生じた場合は、コミュニケーションセンター(050-5434-4653)まで問い合わせるよう案内しており、状況を調査した上でスマートフォンの一時貸し出しなど、早急に対応するとしています。
なお、楽天モバイルを含む楽天グループのモバイルセグメント事業は、2021年度第2四半期業績において営業損失が996億円となっていますが、パートナー回線の提供が大幅に縮小することで、損失も縮小していくことが予想されます。
- | 楽天モバイル
コメントを残す