楽天が14日に実施した2022年度通期および第4四半期の決算説明会にて、楽天モバイルの契約回線数が2023年1月時点で451万8000件を突破したことが明らかになりました。
楽天モバイルでは昨年7月に1GB未満まで0円プランを廃止。ポイントバックキャンペーンが終了した10月末時点の契約回線数は445万2000件でしたが、3ヶ月で6万6000件の増加を記録。また、前年同期比では294%の大幅増加となっています。
質疑応答にて昨年7月の0円プラン廃止から10月末まで存在していた0円ユーザーが完全になくなったことについて記者から問われた三木谷氏は、解約ユーザーの約70%が1GB以下の0円対象者であったことを明かし、言い方は難しいとしながらポイント狙いのユーザーも多数いたが、そういったユーザーではなく1ユーザーあたりの売り上げ(ARPU)が増加するロイヤルカスタマーをターゲットにしていくとコメント。
ロイヤルカスタマーとする1つの指標はデータ使用量にあるようで、0円を廃止した新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」の開始後はユーザーのデータ使用量が大幅に増加し、2022年12月のデータ使用量は他社3社平均の約2倍となる18.4GBを記録したことを明かしています。
ARPUについては2022年9月時の2,408円から2022年12月時は2,510円まで上昇。三木谷氏は「第1目標である3000円に向かって順調に成長している」と評価。また、0円プラン廃止により1GB以上を利用するユーザーが純増したことについて「血の入れ替えが進んでいる」と表現しました。
今後はヘビーユーザー層の拡大や5G拡大に伴うデータ使用量の増加、法人サービスなど新サービスの開始、楽天のエコシステムの貢献によって成長させていくとしています。