楽天モバイルは自前のネットワークで提供する楽天回線エリアとKDDIのネットワークを借りて提供するパートナー回線エリアの2種類でエリア展開しているが、今月から一部地域でパートナー回線(ローミング)の提供終了が発表された。
また、東京都では2021年3月末をもって原則終了となる。パートナー回線の提供が終了することにより、使えるところで繋がらなくなるなどユーザーにとって不安が残る。
地下鉄や地下街、屋内での利用にも不安
楽天モバイルは2026年3月31日までKDDIのローミングでパートナー回線エリアを提供する予定だが、「人口カバー率70%を上回った時点で両社の協議を以て、各都道府県のローミング提供の継続・終了を決定」するという。
KDDIのウェブサイトでは2020年10月以降に順次終了する都道府県として東京都、大阪府、奈良県(いずれも一部)が掲載されており、東京都については2021年3月末に原則終了とアナウンスされている。
楽天モバイルのウェブサイトで対応エリアを確認したところ、東京都の23区内はおおむね楽天回線エリアになっているが、八王子市や府中市、立川市などパートナー回線エリアと表示されているところも存在する。2021年春以降に拡大予定エリアと案内されており、時期によってはパートナー回線が終了することで利用できないエリアが存在する可能性があるのではないか。
また、パートナー回線エリアは地下鉄や地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部でも提供されているため、楽天回線エリアと表示されている場所にも影響が及ぶ可能性がある。
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