5月10日、iPhone 12シリーズやiPhone SE、AirTag、AirPodsの販売を開始したばかりの楽天モバイルでiPhoneの不正購入被害が起きていることがわかった。
楽天の説明によると利用者に見に覚えがないのに何台も購入したケースが確認されているという。
楽天IDとカードの名義が一致しなくても購入可能
原因については何者かが不正に取得した情報を使用して架空のIDを作成する利用者のなりすましが考えられるとのこと。例えば、適当な楽天IDを作成して不正取得したクレジットカードの情報を登録してiPhoneを購入したと見られる。楽天から個人情報等は漏洩していないという。
楽天モバイルでiPhoneを購入するには利用者のIDとパスワード(楽天ID)、クレジットカード番号等の入力が必要で、購入時にクレジットカードの入力を求められるが、“自分名義外のカードを使う”というオプションが用意されていてIDとカードの名義が一致しなくても購入可能。
クレジットカードの登録時に3D認証など本人確認も求められないため、不正取得したクレジットカードで購入しやすい状態になっている。
ドコモやKDDI、ソフトバンクが販売するiPhoneはSIMロックがかかっているが(一括購入で即解除やロック解除渡しアリ)、楽天モバイルのiPhoneはSIMフリーのため、端末の転売目的による不正購入のターゲットとして狙われやすい。
楽天モバイルは不正な製品購入の対策を強化しており、複数台購入されているご注文の一部を出荷停止する等の措置を実施しているとのこと。
また、楽天は複数のインターネット・サービスで同じパスワードを使用する“パスワードの使いまわし”を注意するよう案内している。楽天IDは2段階認証に対応していない。
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