楽天モバイルがきょう6月30日をもってデータ通信量が1GBまでなら0円で使える料金プランを廃止し、7月1日から1GBまで980円の新料金プランを開始します。
ワンプランをウリにしている楽天モバイルは、旧料金プランの新規受付を停止し、既存ユーザーについても新料金プランに強制移行させることから0円プランは、実質最大4ヶ月無料キャンペーンの後に完全廃止になります。
新料金プラン発表会の質疑応答にて三木谷社長が「0円でずっと使われても困る」と本音を漏らしたこともあって、多くのユーザーが批判の声を浴びせるなか、既存ユーザーの3割超が0円プランの廃止によって解約または他社へののりかえを検討していることがわかりました。
LINEMOやUQ mobileなど、きょうまで大規模なキャンペーンを開催中
MMD研究所が6月10日〜13日に、楽天モバイルをメイン回線として利用する1,872人に対して調査を実施したところ、65.4%が「継続して利用する」と答えた一方で、29%が「乗り換えを検討している」、5.7%が「解約を検討している」と回答したとのこと。
また、楽天モバイルをサブ回線として利用する432人のうち、32.7%が「乗り換えを検討している」、32.6%が「解約を検討している」と答えたことがわかりました。
同調査では、0円プラン廃止の影響を受けるユーザの割合も実施しており、メイン利用している48.9%およびサブ利用している62.8%がデータ通信量が1GB以下と回答。当然ながら0円プラン廃止の影響を受けるサブ利用者の方が解約検討率が多くなっています。
のりかえを検討している移行先のサービスとして人気だったのは、やはり基本料0円で使えるpovoで、メイン利用の36.8%およびサブ利用している44.0%と他社を大きく引き離しています。
なお、povoでは半年間のトッピングの購入がない場合、強制解約・利用停止になりますが、半年おきに220円の「smash.使い放題パック(24時間)」を購入することで回避できます。ちなみに、楽天モバイルについても半年間の利用が一切ない場合は利用停止の末、強制解約になる場合があります。
他社は楽天モバイルからのりかえを検討するユーザーをターゲットにした大規模なキャンペーンを実施中。
LINEMOは、キャンペーンページを経由して、のりかえで「スマホプラン」に加入したユーザーを対象に6月30日まで12,000円相当のPayPayポイントを還元。UQ mobileでは、6月30日まで最大18,000円相当のau PAY残高を還元するキャンペーンを開催中です。
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