1月29日、楽天モバイルがプレスカンファレンスを開催し、4月1日から提供を開始する新料金プラン「RAKUTEN UN-LIMIT VI」を発表した。
新料金プランは使った分だけ支払う段階制で料金は20GBまで月1980円、3GBまで980円、1GBまでなら無料となる。20GBを超える場合はこれまでと同じ2980円。
1年のうちの最大の商戦期である3月に合わせてドコモはahamo、auはpovo、ソフトバンクはSoftBank on LINEの提供を開始するが、楽天モバイルの新プランはこれらの対抗プランとなる。
1GBまで無料。衝撃の新プラン登場
楽天モバイルの新プランは現行の定額プランを段階制に変更することで、シンプルでわかりやすいワンプランを継続。ワンプランで小容量、中容量、大容量のユーザーをすべてカバーする。
音声通話は専用アプリ「Rakuten Link」を利用することでかけ放題(アプリ未使用時は20円/30秒)。オンライン専用ではなく店舗でも申し込みが可能。2021年夏頃にメールアドレスを提供する。
新プランは現行プランのアップグレードのため、既に契約しているユーザーも手続き不要で4月1日から新プランが適用される。1年間無料キャンペーンは継続して適用されるとのこと。なお、1GBまで無料は1回線のみとなる。
楽天回線の対応エリアは2021年1月現在で全国人口カバー率が73.5%に到達。3月末で80%、夏ごろには5年前倒しで96%に到達する見込み。また、衛星から電波を飛ばすスペースモバイル計画によって2023年以降にエリアカバー100%を実現すると宣言した。
楽天モバイルは昨年4月にサービスを本格開始。楽天回線エリアでデータ使い放題・月額2,980円のプランを1年間無料で提供するキャンペーンで大きな注目を集めた。現在の契約数は200万を突破したもののサービス開始時に掲げた2020年内に300万契約には届かなかった。
現在は1日平均で7,000件強の契約を獲得しているが、1年間無料キャンペーンが終了するタイミングで解約を検討しているユーザーをどれだけ引き止められるかが重要。新プランを1GBまで無料にしたことで「とりあえず楽天は残しておこう」「とりあえず楽天を契約しておこう」というユーザーは増えそうだ。
楽天モバイル | KDDI | Softbank on LINE | ドコモ | |
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料金 | 1GBまで無料 3GBまで980円 20GBまで1,980円 20GB超は2,980円 | 2,480円 | 2,980円 | 2,980円 |
5G | ◯ | ○ | ○ | ○ |
データ容量 | 楽天回線:無制限 パートナー回線:5GBまで | 20GB | 20GB+LINEデータ使い放題 | 20GB |
追加データ | 500円/GB | 500円/GB | 500円/GB | 500円/GB |
速度制限 | 送受信最大1Mbps | 送受信最大1Mbps | 送受信最大1Mbps | 送受信最大1Mbps |
音声通話 | アプリ利用で国内通話 無料 | 20円/30秒 | 5分以内の国内通話 無料 | 5分以内の国内通話 無料 |
通話定額 | 国際通話かけ放題 980円 | 5分以内通話かけ放題:500円 国内通話かけ放題:1,500円 | 国内通話かけ放題 1,000円 | 国内通話かけ放題 1,000円 |
開始時期 | 2021年4月 | 2021年3月 | 2021年3月 | 2021年3月 |
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