楽天モバイルが2024年5月ごろの開始を目指すプラチナバンド(700MHz帯)の設備画像を公開しました。
公開されたのは屋内や地下にも電波が届きやすいプラチナバンドと、既存の1.7GHz帯に対応するアンテナにそれぞれの無線機を取り付けたユニット。
ノキアソリューションズ&ネットワークスが開発したプラチナバンドの無線機は小型かつ軽量で、低消費電力が実現されています。
アンテナ増設不要で低コストかつ迅速なエリア整備
現在、楽天回線エリアは電波が届きづらい1.7GHz以上の高周波数帯のみで運用されており、“繋がりやすさ”を改善するには、屋内や地下にも電波が届きやすいプラチナバンドのような低周波数帯が必須となっていました。
昨年秋に待望のプラチナバンドを獲得。利用者が早期エリア拡大を望む一方で、544億円の投資額や10年間で1万局といった開設計画に対して、ソフトバンクの宮川社長がさみしい計画と反応。
KDDIの高橋社長はペースが遅いと指摘し、その理由について700MHz用アンテナの増設する必要があるのではないかと推測していました。
これに対して三木谷社長は、他社と異なり既存の基地局に700MHz帯の設備を設置するだけで、既存の1.7GHz帯と同じアンテナからプラチナバンドを出せると反論。544億円の投資額でも十分お釣りが来るような形で実現可能と説明していました。
上記が公開された新設備画像で、プラチナバンドと既存の1.7GHz帯に対応するアンテナにそれぞれの無線機が取り付けられています。これを既存の設備と取り替えることで低コストかつ迅速なプラチナバンドの整備を実現するようです。
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