2月13日、楽天が2019年度通期の決算説明会を開催した。説明会のなかでは4月サービス開始予定となっているキャリアサービス(MNO)の料金プランを3月3日に発表することが明らかにされた。
基地局は計画を大きく上回るなど順調に建設
楽天モバイルのキャリアサービスは、オリジナルの“楽天回線”に加えて“KDDI回線”も提供される。これによって楽天回線が繋がらないエリアに入ると、ローミングによってKDDI回線が利用できるため広いエリアで通信が可能だ。
ただし、キャリアサービスを先行利用できる「無料サポータープログラム」では、回線が切り替わる時に通信が途切れたり、どちらにも繋がらない時間が長いなどの不満がある。
快適に利用するには楽天回線のエリア拡大が重要だ。対応エリアに大きく関わる基地局の建設数については楽天の提出した基地局の建設計画に遅れがある(昨年6月末時点)として総務省から行政指導が行われたが、来月末には計画の3,432を大きく上回る4,400に到達するとのこと。
説明会ではキャリアサービスのロードマップも公開。3月3日に料金プランが発表され、4月に4Gサービス、6月には5Gサービスがスタートする予定、来年3月には全都道府県で5Gサービスの運用が開始する。
なお、三木谷社長は料金プランについて詳しくは語らなかったが質疑応答で「とにかくわかりやすい料金設定にしたい」と発言した。
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