ソニー・インタラクティブエンタテインメントが立ち上げた新しいゲームブランド「PlayStation Studios」がモバイル部門の責任者を募集していることが明らかになった。
責任者はPlayStation Studiosのモバイルゲーム戦略を担当し、モバイルおよびライブサービスのゲーム開発を拡大。特にプレイステーションの人気タイトルをモバイル向けに展開することに注力するという。
数年後にPSの人気タイトルが登場か
ソニーは孫会社のアニプレックスからスマホRPG「Fate/Grand Order」をリリースして大ヒットさせたが、プレイステーション向けの人気タイトルをスマートフォンに移植することはしていない。
SIEの子会社であるフォワードワークスからは2017年にみんゴル、2018年にアークザラッドRなどがリリースされているが、いずれもSIEのIPを活用した新作タイトルの扱いで移植ではなかった。
クラッシュ・バンディクーやみんなのGOLFなどは移植されたことはあったが、◯✕□△ボタンやSTART/SELECTボタン、カーソルキー、タッチパッドなどスライド式のゲームパッドを搭載したスマートフォン「Xperia PLAY」のプリインアプリで、すべてのスマートフォンでプレイすることはできなかった。
当然、求人情報には移植対象のタイトルやリリース時期は書かれていないが、PlayStation Studiosは、プレイステーション向けのタイトルをラインナップするゲームブランドで、ワンダと巨像やパラッパラッパー、グランツーリスモ、アンチャーテッド、ラスト・オブ・アス、ゴッド・オブ・ウォー、ゴーストオブツシマ、スパイダーマンなどの開発スタジオを抱えているため、これらの人気タイトルがスマートフォン向けに移植される可能性がある。
ただし、募集要項にはPlayStation Studiosのリーダーシップチームと3〜5年の期間でロードマップを作成すると書かれているため、残念ながら今すぐにプレイステーションの人気タイトルがスマートフォンに移植されることはないようだ。