新Xiaomi Storeで見つけた、Ankerのアレより薄い”極薄6mm”謎のマグネットモバイルバッテリー
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

今年3月に日本1号店がオープンしたXiaomi Storeは、関東に出店を重ね、すでに5店舗目まで拡大しています。
先日、都内初の店舗としてオープンした「Xiaomi Store カメイドクロック」へ取材に訪れたところ、店頭で日本の公式サイトには掲載されていない少し気になるモバイルバッテリーを見つけました。
”謎”のマグネットバッテリーの正体は?
カメイドクロック店のレジ前には、モバイルバッテリーのコーナーが設けられています。
取材時はオープンセールが実施されており、人気の「Xiaomi 165W Power Bank 10000」などが特価販売されるなど賑わいを見せていましたが、個人的に目が留まったのが「Xiaomi UltraThin Magnetic Power Bank 5000」という製品です。
日本のXiaomi公式サイトを確認してみましたが、現時点では製品ページが見当たりません。
実はこれ、海外で発表されたばかりの最新フラッグシップ、Xiaomi 17シリーズと同時に発表されたマグネットモバイルバッテリーです。


日本ではXiaomi 17シリーズが発売されていないため、アクセサリーだけが先に店頭に並ぶという不思議な状況ですが、Xiaomi Storeには当然ファンが多く訪れます。最新のエコシステムにいち早く触れて購入できるのは、ファンにとって嬉しいサプライズと言えるかもしれません。
なお、Xiaomi 17シリーズは本体にマグネットを内蔵していないため、利用には専用ケースとの併用が必要です。一方で、MagSafe対応のiPhoneであれば、ケース不要でそのまま背面にピタッと吸着して充電できます。
価格は7,980円。特徴は6mm・98gの極薄軽量
店頭価格は7,980円でした。
同じ薄型マグネットバッテリーで人気の高い「Anker Nano Power Bank (5000mAh, MagGo, Slim)」に比べて、990円高いものの、薄さ6mm・重さ98gという極薄軽量なサイズ感を考えると評価はまた変わってきます。
| Xiaomi UltraThin Magnetic Power Bank 5000 | Anker Nano Power Bank (5000mAh, MagGo, Slim) | |
|---|---|---|
| 大きさ | 98.5 x 71.5 x 6mm | 102 x 71 x 8.6mm |
| 重さ | 98g | 110g |
| バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
| ワイヤレス充電 | 最大15W |
|
| USB-C充電 | 最大22.5W | 最大20W |
| 同時充電 | USB-C最大7.5W+ワイヤレス最大5W | USB-C最大12W+ワイヤレス最大5W |
| 価格 | 7,980円 | 6,990円 |
両製品を比較すると、Xiaomiの製品は2.6mm薄く、12g軽いことがわかります。スマホの背面に吸着させながら充電することを考えると、この薄さと軽さは大きなアドバンテージになりそうです。
iPhoneで使うとワイヤレス充電の出力が半分に。Pixel 10で使える?
本体幅は71.5mmで、iPhone 17 / 16 Proと完全に一致するサイズです。
中国の公式サイトでもiPhone 14シリーズ以降が対応機種として明記されていて、Xiaomiが作ったiPhoneにぴったりフィットするモバイルバッテリーとも言えます。
ただし、iPhoneで利用する場合は、ワイヤレス充電の最大出力が7.5Wまで制限される点には注意が必要です。
Google Pixel 10シリーズも、PixelSnapとして本体にマグネットを内蔵し、MagSafeとの互換性もあると公式に説明されていますが、Xiaomiは対応機種に掲載していません。
厚さ6mm・重さ98gの圧倒的なサイズ感は魅力ではあるものの、出力制限や対応機種を考えると、Xiaomi 17シリーズ以外ではなかなか使いづらいというのが正直なところ。このバッテリーが真価を発揮するXiaomi 17シリーズの国内発売を待ちたいところです。




















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