日経BPが本日発表したLTEのエリアおよび通信速度の調査結果にて、エリア化率、通信速度ともにNTTドコモが1位になったことがわかりました。調査規模は過去最大の全国1800箇所となっています。
LTEエリア化率はドコモが98.6%で1位に
調査に使われた端末はNTTドコモが「Xperia A SO-04E」、auが「iPhone5」と「HTC J One」、ソフトバンクモバイルが「iPhone5」と「AQUOS PHONE XX」となっています。最もエリア化率の高かったNTTドコモは、12エリア中9エリアでトップ獲得し、エリア化率は98.6%を記録して1位となっています。2位はauのAndroidで97.8%、3位はソフトバンクモバイルのiPhone5で93.9%を記録しています。
前回調査結果からの伸び率では、ソフトバンクモバイルのAndroid、ソフトバンクモバイルのiPhone5、auのAndroidという順になっており、両キャリアがNTTドコモを追いかける形になっています。
個人的に気になるデータとしては、高速道路のパーキングエリア・サービスエリアおよび道の駅でauのiPhone5が39%、ソフトバンクのAndroidが40.7%と50%を切っているスポットがあることや北関東・甲信越エリアでauのiPhone5が54.9%、51.7%と著しく低いことですかね。
先週、地方の実家に車で帰省しましたが、確かにパーキングエリアやサービスエリアでauのiPhone5がLTEを掴むことが少なかったなーと。渋滞などの情報を収集する際に利用するので快適にネット接続ができると良いのですが、今後改善されるのでしょうか。
LTEのダウンロード速度はドコモが大幅に改善
LTEのダウンロード速度はNTTドコモが25.00Mbpsを記録して1位に。前回は16.06Mbpsだったので大幅に改善されているようです。iPhone5についてはauが12.37Mbps、ソフトバンクモバイルが11.87MbpsといずれもAndroidより低くなっています。
また、NTTドコモは4エリアにて30Mbps以上を記録しています。前回の調査結果では1エリアもありませんでしたが、下り75Mbpsの対応エリアが着々と普及しているのかもしれませんね。
日経BPのレポートではアップロードの調査結果なども細かくレポートされています。
・全国約1800個所大規模「第2回全国LTE/4Gエリア調査」| ニュースリリース | 日経BPコンサルティング
計測地点の施設名や計測点での通信速度、調査日時が記載された調査結果は以下からダウンロードすることができます。キャリアが公開しているエリアマップよりも詳細なデータを確認することができるのでキャリアの変更などを検討している方は購入前に確認しておくと良いかと思います。
・第2回全国LTE/4Gエリア調査 全調査個所測定結果データリスト
前回の調査結果はこちらからどうぞ。
・日経BPのLTEに関する調査結果にてドコモがエリア率トップにー過去最多となる全国1000箇所での調査
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