ASUS「Zenfone Zoom」フォトレビュー、光学3倍ズーム/薄型アルミボディ/本革カバーのSIMフリースマホ
ASUSは、1月25日に都内で新製品発表会を開催し、光学3倍ズームカメラを搭載したSIMフリースマートフォン「Zenfone Zoom」を発表しました。
価格は49,800円から、2月5日より順次発売となりますが、発表会に参加して実機に触れてきたのでレポートします。
「Zenfone Zoom」フォトレビュー
アルミ削り出しの薄型ボディ&本革カバーが実現する高級感
これが「Zenfone Zoom」。表の外観はこれまでのZenfoneシリーズに比べて大きな差はありません(ホワイトカラーにはASUSのロゴあり)
背面は、光学3倍ズーム対応の巨大なカメラユニットが印象的。ボディカラーはブラックとホワイトの2色です。
なお、背面カバーは本革を使用したレザーカバーとプラスチックのノーマルカバーの2種類があります。
これがブラックの本革カバー。色合いはまさに黒、手触りは優しい革というよりも固めの革ですが、手汗や皮脂などの汚れがつきやすいため、手入れを考えるとこちらの方が良いのかもしれません。
こちらはホワイトの本革カバー、こちらも完全な白で汚れが目立つかもしれません。
ボディの側面にはボリューム/ズームキー、電源キー、下部にはシャッターキーと動画専用キーが備えられており、動画専用キー長押しすると、カメラが動画撮影モードで起動します。
シャッターチャンスを逃したくないというシーンは静止画だけでなく、動画を撮影する時も多いので、これは嬉しいポイント。特に子どもやペットがいる場合は利用頻度が高くなりそうです。
ボディの底面には39分で60%まで充電できる「急速充電」に対応したmicroUSB端子のほか、マイクとストラップホールが備えられています。なお、「Zenfone Zoom」のパッケージには本革のストラップが付属されます。
イヤホン端子は、ボディの上面に搭載されます。
「Zenfone Zoom」のボディには、航空機レベルのアルミ合金から削り出したシリーズ初のアルミボディが採用。
プラスチックを使用したこれまでのZenfoneとは違い、剛性の高いボディを実現すると共に、背面カバーに本革を採用したプレミアムレザーカバーエディションはもちろん、プラスチックカバーのスタンダードカバーエディションでも安っぽくない高級感のある仕上がりになっています。
光学3倍ズームとは?一般的なスマホのズームとの差は歴然
スマートフォンのカメラも数年前に比べるとかなり進化しており、デジカメと見分けのつかないレベルまで既に達したと言えそうですが、ズーム利用時にかなり大きな差が出ます。
これは、一般的なカメラが採用する「光学ズーム」に対して、スマートフォンでは「デジタルズーム」が採用されていることにあります。
光学ズームはレンズを前後に動かして、焦点距離を変化させることでズームを実現していますが、デジタルズームは画像の一部を切り取って拡大することでズームを実現するため、どうしても光学ズームに画質では劣ってしまいます。
スマートフォンが光学ズームを採用できない理由として、カメラよりも遥かに落下しやすいスマートフォンに複雑な機構を持つ、光学ズームを搭載するのが難しいことや、ボディに厚みが出るといった理由がありますが、「Zenfone Zoom」はカメラユニットを保護するアルミボディを採用し、HOYAレンズ機構を搭載したことでボディから飛び出さずない光学ズームを実現しました。
早速、会場にいたZenfoneのマスコットキャラクターを「Zenfone Zoom」で撮影してみました。デジタルズームは、拡大を伴うため輪郭がぼやけてしまいますが、光学3倍ズームは輪郭を保ったまま、撮影することができます。
少しわかりにくいので、会場の担当者が持っていた「Zenfone 2 Laser」と「Zenfone Zoom」を使って、同じ位置から視力検査表を撮影して比べてみました。
すると、差は歴然。「Zenfone 2 Laser」は“C”が潰れて穴が塞がり、文字もつぶれて読むことができませんが、「Zenfone Zoom」はいずれもキレイなままです。
Zenfone Zoomの価格
「Zenfone Zoom」の発売日はプレミアムエディションが2月5日、スタンダード・エディションが2月中旬以降となっています。
販売価格は、49,800円/59,800円/68,800円となっており、本日からASUS Shopにて予約受付が開始されています。
ギャラリー
- ASUS Shop – Zenfone Zoom
- 世界最薄、光学3倍ズームカメラ搭載スマホ「Zenfone Zoom」が2月5日発売、価格は49,800円から
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