現在のiPhoneのストレージ容量は、16GB・64GB・256GBのラインナップになっています。iPhoneでは、これまでに複数回ラインナップの変更が実施されており、初代iPhoneは4GB・8GB・16GBでした。
16GBは初代iPhoneから最新のiPhone 6s / SEまで常にラインナップされていた容量ですが、現在最も人気のある64GBとともに、ついに今年秋に廃止されるのかもしれません。
iPhone 7のストレージ容量は、32GB/128GB/256GB?256GBは「確定」との噂
TrendForceのレポートによると、2015年後半以降のNANDフラッシュメモリの価格が急激に安くなっていることや、iPhone 7 Plusへの搭載が噂されるデュアルカメラによる画質の向上や、アプリ容量の拡大によって、iPhone 7のストレージ容量が整理されると伝えています。
具体的には、最も人気のある64GBは128GBに置き換えられ、最大容量として256GBが追加されるとしています。64GB→128GBについては確定じゃないものの、256GBの追加は「確定」としてレポートしています。
Hence, Apple is likely to make changes to the storage options for iPhone 7. The 64GB version, which has been the most popular option in previous generations, may be discontinued and replaced by the 128GB version, though this decision has yet to be finalized. On the other hand, Apple is certain to raise the maximum storage option to 256GB so that iPhone 7 will have the highest NAND Flash density of the entire series.
- 引用元
- MacRumors
- TrendForce
また、最低容量の16GBについては、中国のアナリストがSNSに投稿した情報をもとに32GBに置き換えられるとされています。
An IHS Technology analyst has posted on Chinese social media that company supply chain research indicates that the iPhone 7 will feature 32 GB storage as the $199 base model, which would mean Apple would finally drop the much-loathed 16 GB SKU from its lineup with its new flagship smartphone expected in the fall.
- 引用元
- 9to5Mac
ストレージ容量の大幅増でiPhoneの価格はどうなる?
iPhone 6sでは、カメラの画素数がアップされたことや、新機能の「LivePhotos」、4K動画などによって、容量不足になるユーザーが増えたはずです。特に16GBのユーザーにとっては容量アップされるのであれば嬉しいところ。
ただ、気になるのは価格への影響です。
現在、販売されているiPhone 6 / 6 Plusの価格は、8〜13万円前後と決して安くない価格になっています。容量無制限で写真を保存できるGoogleフォトの登場によって、16GBでも十分使えている自分としては、これ以上価格が高くなるのであれば、最低容量の16GBが継続された方が嬉しいのですが、Apple Musicのハイレゾ対応の噂などもあって、写真以外でも容量不足になる要因が今後、増えてきそうです。
価格は今のままでストレージ容量が大幅に増えるのであれば、あまり進化しないと言われているiPhone 7でもそれなりの買い換え需要が見込めるかもしれません。