NTTドコモとauが2015年夏モデルの発表を開催し、デザインなど形は従来の携帯電話――いわゆるガラケーながら、OSにスマートフォン向けのAndroidを搭載した「ガラホ」が発表されました。
ソフトバンクモバイルについては、2015年夏モデルの発表を行っていませんが、年内にも「ガラホ」を投入することがわかりました。
ソフトバンクモバイルが「ガラホ」を2015年内にも発表へ
NHKニュースによれば、ソフトバンクモバイルもドコモとauが発表した「ガラホ」と同様の機種を年内にも投入するとのこと。
さらに、ソフトバンクも年内には同じような製品を投入するとしており、国内市場では当面、こうしたいわば「新しいガラケー」が一定の地位を占めそうです。
引用元:「スマホに近いガラケー」 相次ぎ投入へ NHKニュース
今年2月に開催された決算説明会にて孫正義氏は、ガラケーの出荷台数が2014年とくらべて約5%増になっていることを聞かれると、ガラケーの出荷台数が増えているのは一時的なもので、スマホの方がもっと増えていくと回答。
一方、スマホを欲しくないというお客さんもいて、そういう人たちを今後も大切にしていきたいとも答えていました。
ソフトバンクが投入する「ガラホ」はどういった端末になる?
ドコモとauから発表されたガラホは、性能および仕様が大きく異なっており、auが「他社さんはガラケーの中身がAndroidだが、auは両者の良いところを組み合わせた端末」と答えたとおり、各社の方針は全く異なっています。
例えば、auのガラホでは、高速なデータ通信サービス「LTE」でテザリングが使えるといったメリットがありますが、ドコモの場合は、対応する通信規格は3Gのみ、テザリングやおサイフケータイは利用できない。さらに、一部の端末ではGPSにも対応しないという端末になっています。
auについては、割高だった料金プランに加えて、ガラケーと変わらない新料金プランを投入するなど、スマホを欲しくない顧客に向けて、ガラケーやスマホの代わりになるガラホを提供していくという方針ですが、ドコモについては、まだ2機種を投入したばかりですが、おサイフケータイやテザリング、一部端末がGPSに非対応というところを見ると、スマートフォンへの移行を進めていくためのガラホを提供する方針と受け取ることもできます。
「一時的なもの」とコメントしたソフトバンクモバイルが投入するガラホはどういったものになるのか注目したいと思います。
ソフトバンクモバイルは5月19日に記者向けの発表会を行い、その場で新機種の発表を行うことが予想されますが、未発表端末の認証状況を見る限り、2015年夏モデルとしてガラホが発表される可能性は低いものと思われます。
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