当メディアではアフィリエイト広告を使用しています

通信品質ナンバーワンを奪われたソフトバンク。12月までに巻き返しへ

bio
Yusuke Sakakura公開日:2024/11/08 22:35
通信品質ナンバーワンを奪われたソフトバンク。12月までに巻き返しへ

世界中の通信事業者の通信品質を評価しているOpensignal社の国内調査において、最も重要視される「一貫した品質」部門をKDDIに奪われたソフトバンク。

8日の決算会見でナンバーワンを奪われた原因と奪還に向けた施策について説明しました。

Opensignalの最新調査でナンバーワンを奪われた原因について、宮川社長は今年1月に発生した能登半島地震を受けて3Gの停波を遅らせたことを挙げました。

元々は3Gで使っていた周波数を4G/LTEに転用して、基地局の増設やアンテナのチューニングを計画していたとのこと。ところが3Gの停波を最大で半年遅らせた(4月に停波、石川県でも7月31日に停波)ことで、計画の進行が遅れました。

停波以降は3GをLTEに切り替える作業を行なっており、11月にはすべての作業が完了する予定です。その後、リモートでアンテナの角度を調整するなど、チューニングを行う予定で宮川社長は「12月いっぱいにはある程度の結果が出る」と自信をのぞかせています。

通信品質の改善と向上については、他社も対策を進めています。特に品質低下の声が目立つドコモは2025年末までにOpensignal調査の一貫した品質部門でナンバーワン獲得を目指し、5Gの基地局数を増やす方針です。

5Gがスタートしてからこれまでの約4年間、5Gは超高速なネットワークに繋がったらラッキーといった状況でした。ついに普及期に入ったことで、より高い通信品質を求められることになりそうです。これから事業者間において熾烈な競争が繰り広げられ、品質の改善、向上のスピードも加速することが予想されます。

コメント
コメント利用規約

質問は必ず記事を読んでから投稿してください

質問する際は画面にどういったメッセージが表示されているのか、利用機種・OSのバージョンも書いてください。

誹謗中傷を含む場合は発信者情報開示請求します。

攻撃的・侮辱的・過激・不快な表現を含む場合はIPアドレスを明記して公開します

VPNを使った書き込みおよび連投は承認されません。

コメントを残す

(任意)

Recommendこんな記事も読まれています