ソフトバンクの宮川社長が決算会見にて、5Gミリ波に対応したスマートフォンの割引上限額を15,000円分引き上げるという総務省の方針について「時代にそぐわない」とコメントしました。
総務省は日本国内でのデータトラフィックの爆発的な増加を見越し、帯域幅が広いことから利用者やデータ容量が増えても混雑しにくい5Gミリ波の普及を促進しようとしています。
その一環として総務省は5Gミリ波対応スマホの割引上限額を15,000円分引き上げる方針を打ち出しています。
割引上限額の引き上げ幅が15,000円に設定された理由は、同一機種におけるミリ波対応モデルと非対応モデルの価格差である約1.7万円を当てはめたものです。しかし、ソフトバンクの宮川社長は、スマートフォンの端末価格が10万円どころか、20、30、40万円の時代になるなかで、15,000円程度の引き上げは「時代にそぐわないと思っている」とコメント。
さらに「世の中のモバイルデバイスの価格帯は大きく動くなかでこのルールだけでいいのかと個人的には思う」と続けました。
一方、ミリ波対応スマホは縮小する様子も確認されています。例えば、Google Pixelでは、例年、上位のProモデルがミリ波に対応していましたが、今年発売された機種では、Pixel 9 Pro / 9 Pro XLはミリ波に対応せず、約25万円の折りたたみスマホGoogle Pixel 9 Pro Foldのみがミリ波に対応しています。
総務省の割引緩和が時すでに遅しとならなければいいのですが、、、
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