Xperia 1 VIIはGMレンズ搭載?ソニーが5月13日に新商品発表。ティザー動画を公開

ついにAirDropがAndroidでも使えるように?EUが解放要求、Appleはセキュリティリスクを懸念

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2024/12/21 16:37
ついにAirDropがAndroidでも使えるように?EUが解放要求、Appleはセキュリティリスクを懸念

EUはこれまでに、Appleに対してデフォルトアプリの解放や、外部決済システムの許可、USB-Cポートの搭載義務化など、多くの変更を要求してきました。

次のターゲットはAirDropの解放です。これが実現すれば、AndroidとiPhone間でも写真や動画を共有にAirDrop(またはそれに近い形で)が使えるようになります。

通知やバックグラウンド実行も対象に

EUがデジタル市場法に基づいてAppleが実施すべき措置案を公開しています。

デジタル市場法は、巨大テック企業の市場支配力を抑え、公正な競争を促進することを目的として法律です。この法律により、Appleはデフォルトアプリの解放やサードパーティのアプリストアと外部決済システムの容認など、従来の鉄のポリシーを見直さざるを得ませんでした。

主な措置案の内容は以下のとおりです。

Appleが実施すべき措置案
  • 通知:サードパーティアプリに対するiOSの通知システムの解放
  • バックグラウンドの完全実行:サードパーティアプリに対するバックグラウンドでより多くのタスクを実行できる機能の解放
  • 自動オーディオ切り替え:仕様するデバイスを切り替える際に、オーディオ出力が自動的に切り替わる機能の解放
  • AirPlay:Appleデバイスから他のデバイスにストリーミングするAirPlayをサードパーティのデバイスに解放

なかでも最もインパクトが大きいのがAirDropの解放です。

現在、AirDropはAppleのデバイス間でしか利用できませんが、EUはサードパーティ製のデバイスともファイル共有できるよう求めています。これが実現すれば、iPhoneとAndroid間でのデータ共有が可能になります。

Appleは、ユーザーにとって適切な方法で相互運用性を実現することは重要としつつも、サードパーティに対してアクセス可能な範囲を広げることについては、プライバシーやセキュリティ上のリスクがあると懸念も表明しています。

EUは2025年1月9日まで協議を続け、最終的に命令が発行された際にAppleが従わない場合は、多額の罰金を課す可能性があります。

コメント
  • Anonymous
    5か月前
    クローズドプラットフォームのiOSにオープンプラットフォームのAndroid並の開放性を求めてるのがいかにもEUって感じですね... アプリストア云々はともかく、AirDropの開放を強制するのは横暴すぎる気がします 行くところまで行ったらiOS自体の他社スマホメーカーへの開放も要求してきそう...
    • Yusuke Sakakura
      5か月前
      DMAに基づく措置なのでApple以外のスマホメーカーはGoogleぐらいですね。Microsoftはもうスマホやめちゃったようなので
投稿規約
  • チャットサポートではないので質問は必ず記事を読んでから投稿してください。
  • 迅速な回答のために、質問する際は状況を細かく書いてください。最低限、画面にどういったメッセージが表示されているのかは必要です。
  • コメントに誹謗中傷を含む場合は、発信者情報開示請求を行います。
  • 攻撃的・侮辱的・過激・不快な表現を含む場合はIPアドレスを公開します。
  • VPNを使った書き込みおよび連投は承認されません。

コメントを残す

(任意)

あなたにおすすめ