Ankerがモバイルバッテリーを自主回収。大ヒットの「Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)」など4製品
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Ankerがモバイルバッテリーの自主回収を発表しました。
リコール対象は「Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)」や「Anker MagGo Power Bank(10000mAh, 7.5W, Stand)」の2製品。
また、同社は2024年9月より、ほか2製品を自主回収していますが、回収対象を拡大しています。
回収対象の4製品
Ankerが自主回収を行うモバイルバッテリーは以下の4製品。新品または別製品への交換、返金対応が行われます。
- Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)
- 2025年6月26日までに販売した一部の製品
- オンライン受付フォームよりシリアルナンバーを入力のうえ、対象と判別された製品のみ対象
- Anker Power Bank(20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)
- 2025年6月26日までに販売した全ての製品(販売期間およびカラーを拡大)
- Anker MagGo Power Bank(10000mAh, 7.5W, Stand)
- 2025年6月26日までに販売した全ての製品
- Anker 334 MagGo Battery(PowerCore 10000)
- 2025年6月26日までに販売した全ての製品(販売期間およびカラーを拡大)

回収の原因は基準を満たさない部材の無断使用
Ankerは2024年9月からモバイルバッテリー2製品「Anker Power Bank(20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)」と「Anker 334 MagGo Battery(PowerCore 10000)」の回収を行なっています。
この原因は、委託業者(セル製造サプライヤー)での共通バッテリーセルの製造過程における不備と説明されていました。
その後の継続調査において、セル内部の部材にAnkerの品質基準を満たさないものを無断で使用していたことが新たに発覚。これにより、内部短絡(ショート)が発生する可能性が判明しました。
これに伴い、対象範囲および製品の追加回収を行うとのこと。
Ankerは影響拡大を防ぐために、対象製品の新規出荷および販売を停止しています。
また、管理体制および部材選定の品質基準をさらに厳格化するほか、Ankerの監督が不十分だったとして、現場での管理体制や情報管理・連携体制も見直し、強化するとしています。
回収・交換は専用の受付フォームから行えます。
フォームに必要情報を記入し、交換か返金を選択して送信すると、申し込み住所に回収キットが2週間以内に発送され、製品本体を入れて返送します。
交換を希望した場合は、返送完了後、順次交換用製品が発送されます。返金を希望した場合は、到着から順次返金が行われます(到着2週間程度かかることも)
なお、割引・クーポン等を利用して購入した場合も全額返金になります。
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