ドコモ、eSIM障害を謝罪。想定を超える申し込み、新型iPhoneの販売好調も背景か
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ドコモが決算会見を行い、9月19日に発生したeSIM障害について「必ずしも対処が十分ではなかった」とコメントしました。
この障害は、iPhone 17シリーズとiPhone Airの発売日である9月19日16時30分ごろに発生。eSIMの開通がしづらい状況が翌日9時36分まで、最大で約17時間にわたって続きました。ドコモによると、原因は設備故障だったとしています。
障害の影響で、eSIMの申し込みや新型iPhoneを含むeSIM専用端末の販売が一時停止。さらに、ドコモ回線を利用する格安SIMサービス(MVNO)にも影響が及びました。
想定を超える申し込みが集中
会見でeSIM障害が起きた当日、何があったのか聞かれた前田社長は「準備はもちろんしていたが、かなりの多くのお客様が申し込みをしていた状況。必ずしも対処が十分ではなかったのは私も反省している。今後はこのようなことがないように」と述べました。
この発言から、ドコモが想定していた以上の申し込みが集中して対応しきれなかった可能性がうかがえます。
Applaは新型iPhoneでSIMカードトレイを廃止し、いわゆるeSIMオンリーへと移行しました。内部構造の再設計によってバッテリーの搭載スペースを拡大し、最大2時間の電池持ち向上を実現したと説明しています。
Appleの決算ではiPhoneの売上高が前年同期比で2桁増を記録し、年末商戦でも販売拡大が見込まれています。
新型iPhoneの販売が予想以上に好調だったことで、ドコモの想定を超えるeSIM申し込みが集中し、障害の一因となったとみられます。



















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