折りたたみiPhone、iPad風マルチタスク対応か。本体外側は小型iPhoneに近い画面サイズに?
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleが今年秋に発売すると噂されている折りたたみiPhoneについて、以前から「閉じたときはiPhone、開いたときはiPadのように使える2in1デバイスになるのではないか」と予想していましたが、かなり現実味を帯びてきたようです。
Appleの未発表製品に関する情報源として特に信頼度の高いBloombergのMark Gurman氏による最新レポートによれば、折りたたみiPhoneにはiPadのようなレイアウトや、アプリを左右に並べて表示する機能が搭載される見込みです。
実現すれば、iPhoneのマルチタスク機能はこれまでにないレベルに強化されることになります。
iPadのようなマルチタスクに対応か
現在のiOSでは、動画をピクチャ・イン・ピクチャで表示することはできますが、Androidのように画面を分割して2つのアプリを同時に並べて使うことはできません。折りたたみiPhoneでは、この制限が見直され、大画面を活かした新しいUIが導入されるようです。
iPadOSには、2つのウィンドウを左右に並べて表示したり、ウィンドウの大きさを変更したり、移動したりできる機能があります。さらに、小さなウィンドウを重ねて表示し、必要なときに呼び出せるSlide Overなど、豊富なマルチタスク機能も用意されています。折りたたみiPhoneでは、こうしたiPad的な操作性の一部が取り込まれる可能性があります。



気になるのはアプリ側の対応です。Gurman氏によると、折りたたみiPhoneでは既存のiPadアプリがそのまま動作するわけではないとのこと。つまり、大画面を活かした表示や操作に最適化するには、開発者側の対応が必要になります。そのため、対応が広がるまでにはある程度の時間がかかるかもしれません。
報道によれば、コアアプリについては画面左側にサイドバーを追加するなど、大きくなった表示領域を活用する方向で調整しているようです。まずはApple純正アプリから大画面向けのUIが整備されていくことになりそうです。
外側はiPhone、内側はiPad mini級の大画面に
Gurman氏の最新レポートには、ハードウェアに関する情報も含まれています。
本体の外側には、小型iPhoneに近いサイズのディスプレイを搭載し、開いた内側にはiPad miniに近いサイズ感の折りたたみディスプレイを備えるとされています。
単純なiPhone miniの後継と見るのは難しそうですが、とにかく片手に収まるスマートフォンとして、折りたたみiPhoneを検討するのも悪くないかもしれません。以前、Gurman氏は「2台のiPhone Airを貼り合わせたような外観になる可能性がある」とも伝えていたことを考えると、手の収まりは良さそうです。もっとも、重量や価格を考えると、単純なminiの後継と見るのは難しそうですが…
画面ロックの解除や決済、銀行アプリの解除で使用する生体認証については、サイドボタン一体型のTouch IDを採用し、指紋認証に対応する見込みです。薄型のボディに、顔認証「Face ID」に必要なTrueDepthカメラ一式を収めるのは難しいためとみられます。また、限られた内部スペースの影響もあって、高価格帯のモデルでありながらバックカメラはデュアル構成にとどまるようです。
前面デザインについては、AppleがDynamic Islandを物理的に搭載せず、iPhoneとして初めてパンチホールカメラを採用する可能性も報じられています。それでも、スポーツの試合結果やデリバリーの状況などをリアルタイムに表示する「ライブアクティビティ」には対応するとみられており、Dynamic Islandを通じて提供されてきた機能は引き続き利用できそうです。
気になる価格は2,000ドル前後とされており、単純な為替換算でも日本では30万円を超える可能性があります。Apple Vision Proほど突出した価格ではないにせよ、誰でも気軽に手を出せる製品にはならなさそうです。





















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