Samsung、折り目が目立たない「Flex Titanium」を発表。Galaxy Z Fold8に採用、iPhone Foldにも期待
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

折りたたみスマートフォンは世代を重ねるごとに薄型化し、耐久性も改善されてきました。一方で、画面中央に残る折り目は、今も購入を迷う理由のひとつになっています。
Samsungは、折りたたみディスプレイの耐久性を高めながら、折り目をさらに目立ちにくくする新技術「Flex Titanium」を発表しました。
7月22日に開催されるGalaxy Unpackedで発表予定の次世代Galaxy Zシリーズに採用されます。
チタン合金フィルムとチタンプレートを採用
Flex Titaniumは、Samsungが7世代にわたって培ってきた折りたたみ技術をもとに、ディスプレイの構造と素材を見直したものです。
チタン合金フィルムとチタンプレートの2つの部品を組み合わせることで、薄さや柔軟性を維持しながら強度を向上。ディスプレイの耐久性を高めるとともに、画面中央の折り目を目立ちにくくします。
Samsungは、より洗練された視聴体験を実現すると説明していますが、期待されるのは見た目の改善だけではありません。
折りたたみスマートフォンに興味はあっても、「画面のシワが気になる」「長く使ううちに折り目が深くなりそう」と不安を感じる人は少なくありません。Flex Titaniumによって折り目と耐久性の両方が改善されれば、こうした購入前の懸念を和らげる効果もありそうです。
折り目は気になり始めると止まらない
折りたたみディスプレイの折り目は年々目立ちにくくなっています。実際に使っていると、スマートフォンのベゼルと同じように、ほとんど意識しなくなる人も多いでしょう。
一方で、光の反射や指でなぞったときの凹凸が一度気になると、その後も目についてしまう部分です。特に折りたたみスマートフォンを使ったことがない人ほど、店頭で折り目を確認して購入をためらうケースもあります。
今年登場したOPPO Find N6は、これまでの折りたたみスマートフォンと比べても、折り目がかなり目立ちにくいディスプレイを実現していました。
折り目は使い続けるうちに深くなるものの、OPPOによれば、その変化も大きな問題にはならないとのこと。SamsungがFlex Titaniumでどこまで迫れるのか、実機で確認したいポイントです。
折りたたみiPhoneへの採用に期待
なお、Appleも今年秋に、初の折りたたみiPhoneを発表すると噂されています。
折りたたみiPhoneのディスプレイはSamsung Displayが供給する見込みで、折り目を目立ちにくくする技術が採用されるとも報じられています。
今回発表されたFlex Titaniumが、そのまま折りたたみiPhoneにも採用されるかは明らかになっていません。ただ、両製品に共通するディスプレイ技術が使われる可能性はあり、Galaxy Zシリーズでの仕上がりは、Apple初の折りたたみスマートフォンを占う意味でも注目されます。
折りたたみスマホを一部の人だけの製品から広げられるか
これまでの折りたたみスマートフォンは、販売台数を大きく伸ばすというよりも、各メーカーが薄さや耐久性、ディスプレイ技術を競う象徴的な製品という側面がありました。
Samsungは今年、従来モデルに加えて、横幅を広げたワイドタイプの投入を予定しているとみられます。カメラを2つに減らし、本体と画面をやや小さくすることで、価格を抑えながらターゲット層を広げる狙いがあるようです。
部品価格や製造コストが上昇するなか、フラグシップモデルとして展開されてきた折りたたみスマートフォンは、さらに高額になる可能性があります。モデルによっては30万円前後に達しても不思議ではありません。
高価な製品だからこそ、折り目や耐久性に対する不安が残ったままでは選びにくいのも事実です。Flex Titaniumは、単なるディスプレイ性能の進化ではなく、折りたたみスマートフォンをより多くの人に広げるための重要な技術になるかもしれません。



















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