
ドコモが2026年8月1日から、ahamoとドコモ miniのデータ容量を最大10GB増やす「データ増量おためしキャンペーン」を開始します。
これにより、ahamoの基本データ容量は30GBから40GBとなります。
ahamoは月額2,970円・20GBでスタートし、2024年に料金を据え置いたまま30GBへ増量され、現在も料金を維持しています。
昨年から今年にかけて、物価高騰などを背景に携帯各社が値上げに踏み切るなか、ドコモの前田社長はahamoを含む料金プランの値上げを示唆。そういった経緯もあって、意外なキャンペーンがスタートします。
ahamoは40GB、大盛りは120GBに
キャンペーンの対象は、ahamoまたはドコモ miniを利用しているユーザーです。8月1日以降も契約を継続していれば、個別に申し込む必要はありません。
なお、JALモバイル powered by ahamoもキャンペーンの対象です。
キャンペーンが適用されると、ahamoの基本データ容量が月30GBから40GBへ増量されます。大盛りオプションを契約している場合も料金は変わらず、月120GBまで利用できます。
ドコモ miniについても、利用可能なデータ容量が最大10GB増量されます。
ドコモは、外出先などでデータ容量が不足しているユーザーや、速度制限を避けるために通信を控えているユーザーに、増量による利用状況や体感の変化を確認してもらうことをキャンペーンの目的としています。
キャンペーンの終了日は設定されていません。あくまで「おためしキャンペーン」として実施され、キャンペーン終了後は30GBに戻る可能性があるため、月40GBを前提に契約や乗り換えを検討する場合は注意が必要です。
10GB増量で他社への流出を防げるか
最近では、ドコモや楽天モバイルの通信品質に不満を持つユーザーをターゲットにしたプランやキャンペーンが相次いでいます。
特にahamoについては、SNSなどで通信品質への不満が話題になることもあり、他社が料金やデータ容量を見直して利用者の獲得を狙う動きも見られます。
こうした動きに対抗するには通信品質の改善が最も効果的ですが、短期間で大きく改善するのは現実的ではありません。
一方、今回のようなデータ容量の増量はすぐに打ち出せる対抗策です。料金を変えずに10GB増やす今回の施策は、他社への流出を抑えるうえで即効性があります。
また、データ増量は楽天モバイルへの圧力にもなりそうです。楽天モバイルは30GBを超えると月額3,168円になる一方、ahamoは月40GBを月額2,970円で利用できます。
データ使い放題までは必要ないものの、毎月30GBを超えるユーザーにとっては、ahamoが有力な選択肢になります。
通信品質を理由にahamoからの乗り換えを検討していたユーザーが判断をいったん保留するだけでなく、ローミング縮小による通信品質への影響を懸念する楽天モバイル利用者の流入も狙えそうです。
値上げや上位プランへの布石?
冒頭で触れたように、ドコモはahamoを含む料金プランの値上げを示唆しています。そのため、キャンペーンとはいえ、料金据え置きでデータ容量を増やす今回の発表は意外な動きです。
もしかすると、キャンペーンの終了に合わせて、上位プランや新たな料金体系を発表するのかもしれません。ドコモは、対象ユーザーにデータ増量後の利用状況や体感の変化を尋ねるアンケートを実施するとしており、今後の料金プランを検討する材料になることも考えられます。
また、8月以降にはSamsung Galaxy、Google Pixel、AppleのiPhoneといった人気機種の発売が続きます。スマートフォンの買い替えと回線の見直しが重なる時期を前に、キャンペーンを打ち出して契約者の流出を抑える狙いもあるのでしょう。























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