iPhone 4の電波表示問題は計算式のバグ。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

この問題に関してAppleでは、持ち方を買えたり、別売りのバンパーを買うことで回避して欲しいとしていましたが、ここに来てこの問題の原因は、アンテナレベルを表示する際の計算式が間違っていたと発表し、後日アップデートを提供すると発表しました。
つまり、急激にアンテナレベルが急激に下がる事象が正常で、急激に下がる前の電波状態がバグということになりますね。
Appleは「どんな端末でも持ち方によってバーの数は減る」とした上で、アンテナ部分を覆っただけでバーが4~5本も減るのは異常だと認めている。この問題を調査したところ、“驚いたことに”表示するバーの数を決める計算式が完全に間違っていたことが判明したという。このバグのせいで実際の電波強度よりも多くバーが表示されており、電波の弱いエリアではアンテナを覆っただけで急にバーが減る現象が起きたとしている。
情報元:Apple、iPhone 4のアンテナ問題は「電波強度表示の誤り」と発表 アップデート実施へ – ITmedia エンタープライズ
現在、Appleはこの問題を巡って複数の訴訟を起こされていますが、通常表示されているアンテナレベルが実質嘘ということになり、アンテナレベルの水増しとも取られかねない事象ということやiPhone 4だけでなく、iPhoneやiPhone 3G、iPhone 3GSなどの機種も該当するということで今後も訴訟の数が増えそうですね。
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