NTTドコモとソフトバンク、「かんたん携帯 821T」で和解。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

経緯としては、東芝が開発を手がけ、2008年にソフトバンクモバイルから発売・発表された「かんたん携帯 821T」が富士通製でNTTドコモから発売された「FOMAらくらくホンIII」に酷似しているとして、製造・販売等の差し止めを求める仮処分命令を申し立てていました。
NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、富士通、東芝の4社はNTTドコモやソフトバンクモバイル、富士通、東芝の4社は、かんたん携帯 821T」の販売等の差し止めを求める仮処分命令の申し立てについて和解したことを発表しました。
経緯としては、東芝が開発を手がけ、2008年にソフトバンクモバイルから発売・発表された「かんたん携帯 821T」が富士通製でNTTドコモから発売された「FOMAらくらくホンIII」に酷似しているとしてソフトバンクモバイルが発売する前にNTTドコモと富士通が事前に警告したものの、ソフトバンクモバイルがそのまま発売に至ったため、NTTドコモと富士通は製造・販売等の差し止めを求める仮処分命令を申し立てていました。
その後、4社は19回の審理を行い、「かんたん携帯 821T」とその後継機種に関して和解に至ったとのこと。和解の条件は非公開とされています。
和解に対して、NTTドコモは「市場での公正競争の観点から、制限される部分は明確にできたので、今回の審理は有意義だった。821Tの次期機種に関しても和解することができたので、自社の主張は達成できたと考える。実質的な勝利といっていいだろう」とコメント。ソフトバンクモバイルは「お客様にも次機種開発にも影響のない形での和解に満足しており、実質的勝利と考えている」とコメントしています。
和解したのはいいですが両者のコメントが悲しいというか寂しいというか・・・。和解したのだから勝った負けたは良いじゃないですか。