Photo by Benjamin Geskin
目で確認することはできないが、今年発売された「iPhone X」には新形状のバッテリーが搭載されている。この新しいバッテリーによって「iPhone X」は小さいボディサイズながらiPhone 8 Plusよりも大容量のバッテリー搭載を実現した。
2018年に発売される新型iPhoneでは、この新形状のバッテリーをさらに進化させることで電池持ちが向上するようだ。
新型iPhone、すべてのモデルでバッテリー容量増、電池持ちアップか
KGI証券のMing-Chi Kuoによると、2018年に発売される新型iPhoneのうち、有機ELを採用した2つのモデルには、iPhone Xに搭載された新形状バッテリーの改善版が搭載されるとのこと。
これまでのiPhoneにはストレートな形状のバッテリーが搭載されていたが、iPhone Xでは、より大容量を搭載するために2つのバッテリーをつなぎ合わせた2セル・L字型の新形状を採用した。これによってiPhone 8 Plusを上回る容量のバッテリーを搭載したが、改善版の新形状バッテリーは1セル・L字型、つまり複数のバッテリーをつなぎ合わせるのではなく、1つのバッテリーとすることで容量をアップするとしている。
iPhone Xのバッテリー / Photo by iFixit
改善版の新しいバッテリーによってiPhone Xの後継モデルとなる5.8インチモデルは容量が10%もアップした2,900mAh〜3,000mAhに、iPhone X Plusとして噂されている6.5インチモデルには過去最大となる3,300mAh〜3,400mAhの大容量バッテリーが搭載されるようだ。
なお、低価格で販売と噂されている6.1インチの液晶モデルは、コストを抑えるためにiPhone 8/iPhone 8 Plusと同じ2セル・ストレート型を採用するが、バッテリー容量はアップすると伝えている。
2018年に発売されるiPhoneは、有機ELを採用した画面サイズが異なる5.8インチ、6.5インチの2モデルと液晶を採用した6.1インチの合計3モデルが登場し、すべてのモデルに顔認証「Face ID」が搭載されると噂されている。6.1インチの液晶モデルはiPhone 7シリーズのようなカラフルな金属のバックパネルを採用し、ワイヤレス充電に対応しないなど低価格な分だけ性能差が付くようだ。なお、5.8インチと6.5インチに性能差があるかはわかっていない。
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