先日、Appleがサムスン電子が発売するGALAXY TabやGalaxy SがAppleのiPadやiPhoneを模倣しているとしてサムスン電子を提訴しましたが、今度はサムスン電子がAppleを提訴仕返すかもしれません。
サムスン電子はApple製品の部品の製造を行っている-つまり、Appleはサムスン電子のお客であるため、サムスン電子がライセンス料を払って事態は静かに収束するかと思っていたらそうではないようです。
無線技術に関する特許を侵害しているとして逆提訴か。
サムスンがアップルへの逆提訴を検討、アップルからの売上は年間57億ドル
サムスン電子の昨年の売り上げは1420億ドルでその内の4%である約57億ドルはAppleから得たものとのこと。
これは、ソニーに次ぐ2位の売り上げであり、サムスン電子にとってAppleがどれだけ重要なお客であるかを表しています。
これを考えればサムスン電子が折れる形で事態は収束するかと思いきや、サムスン電子は「自社の知財を守るため」としてAppleへの対抗措置を検討していることを公式に発表しています。
対抗措置というのがAppleがサムスン電子が保有する無線技術に関する特許を侵害しているとして提訴仕返すというもの。
ということで事態は簡単に収束しそうにありません。「Galaxy」シリーズのデザインが今後どうなるのか、iPhoneに採用される部品のメーカーがどうなるのか注目ですね。