Appleが楽曲同期の技術において同社の特許を侵害しているとして、サムスンに対し1億円の損害賠償と端末の販売差し止めを求めていた裁判において、東京地裁はApple側の訴えを退ける判決を下しました。
今回の判決を受けてサムスン電子は以下の様にコメントしています。
サムスン電子ジャパンでは、今回の判決について「サムスンは米アップルの特許権に抵触するものではなく、全く別の技術であると強く主張していた。判決は、サムスンの主張の正当性を認めたもので、きわめて妥当」とコメントしている。
情報元:スマホ楽曲同期の特許訴訟、アップルの主張退けサムスンに軍配 -INTERNET Watch
今回の争点となったのはパソコンとスマートフォンを接続して楽曲を同期する特許技術に関するもので、アメリカで約800億円の損害賠償が認められた判決の対象にもなっていたバウンススクロール(末端までスクロールした際にスクロールした方向と逆にバウンドするUI)は、今回の判決では争点の対象となっていません。
ということで日本初のApple vs サムスンの特許訴訟はサムスンの全面勝訴という形になっています。