auが2014年初頭にも発売すると報じられている「Firefox OS」を搭載したスマートフォンが一足お先に海外で発売となるようです。
一方、NTTドコモが発売を検討している「Tizen」は、今夏サムスン製のスマートフォンが発売されると思われましたが、2ヶ月延期になると伝えられています。
Firefox OS搭載スマホは約9000円で販売へ
開発元のMozillaによると、Firefox OSを搭載したスマートフォンがドイツやスペインにてまもなく発表・発売されるとのこと。Mozilla は本日、Firefox OS 搭載スマートフォンが間もなく世界各地で提供開始される予定であることを発表しました。Deutsche Telekom と Telefonica はそれぞれ、初めての Firefox OS デバイスとなる ALCATEL ONE TOUCH Fire および ZTE Open を近日中にリリースします。他のパートナー各社も、それぞれの市場での提供開始の詳細を間もなく発表します。
引用元:Mozilla とパートナー企業による、初の Firefox OS 搭載スマートフォンが間もなく提供開始 | Mozilla Japan ブログ
両国で発売されるスマートフォンはZTE製の「ZTE Open」やAlcatel製の「ALCATEL ONE TOUCH Fire」で、「ZTE Open」については価格も明らかになっており、69ユーロ(約9000円)、30ユーロ(約4000円分)分の無料通話が付いてきます。
まさに激安なわけですが、「ZTE Open」のスペックはCPUが1GHzのシングルコア、RAMが256MB、ROMが512MBと、現在発売されているスマートフォンと比較するとだいぶ劣るので価格的には妥当かと思います。
このようにFirefox OSの強みは低スペックのデバイスでも快適に動作することと、スペックを抑えることで低価格のデバイスを発売できることとなっています。
今年4月に開発者向けのデバイスが発売となり、3ヶ月後の7月に一般向けのデバイスが発売ということでFirefox OSは順調に開発が進んでいるようです。
Tizenスマホは2013年10月ごろに発売へ
一方、NTTドコモが2013年第2四半期に投入することを明言していた「Tizen」については、7月〜8月にサムスン製のデバイスが発売予定とされていたものの、ここにきて2ヶ月ほど延期すると韓国のメディアのinews24.comが報じています。ドコモでTizenを推し進めていた永田氏が関西支社へ異動となり、当初はiPhoneを販売することに対して否定的であったことが原因とされていましたが、もしかすると2013年夏モデルとして発表する予定であったTizenスマホを計画どおり販売できなかったことが原因となったのかもしれませんね。
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