6.44インチといった大画面のディスプレイを搭載する「Xperia Z Ultra」ですが、ネットや電子書籍を閲覧する際には1画面で多くの文字を確認できたり、動画を迫力のある大画面で視聴するなどメリットはあるものの、やはり気になるのはそのサイズです。
テレビCMでは”片手に収まる”とアピールされていますが、持ちやすさや持ち歩く時の携帯性はどうなのかレビューしていきたいと思います。
Xperia Z Ultraの持ち歩きやすさ、携帯性はどうか
持ち歩きやすさ、携帯性をレビューする前にXperia Z Ultraのサイズを振り返っておきましょう。Xperia Z Ultraのサイズは横92mm、縦179mmとなっており、同じソニーモバイルのスマートフォンである「Xperia Z1」の横74、縦144と比較するとかなり大きいことがわかります。▼Xperia Z1よりもさらに小さいiPhone 5sと比較してみるとこんな感じに・・・かなりデカい・・・
これだけ大きい端末なのでスマートフォンのようにポケットに入れて持ち歩くのは不可能だと思っていましたが、タイト目のジーンズでもなんとかポケットに入れることができます。
また、Xperia Z Ultraのサイズはパスポートや手帳とほぼ同じサイズでできているためカバンのポケットにも入りやすく、厚さがたった6.5mmということもあってポケットがパンパンにならないので出し入れもしやすいです。
実際にXperia Z Ultraを何度もポケットに入れて持ち歩いてみたところ、持ち歩くだけならあまり支障はありませんが、ポケットから取り出す時に引っかかるため取り出しにくくなります。特に電車内などイスに座っている状況ではポケットから取り出しづらく、出かける際に靴を履く時にポケットからこぼれ落ちることが何度かあったので途中からはほとんどカバンに入れて持ち歩いていました。
カバンを持ち歩かない男性は持ち歩きや携帯性という点では少し苦労するかと思いますが、カバンを持ち歩く女性であれば特に問題はないかと思います。
Xperia Z Ultraの持ちやすさはどうか
Xperia Z Ultraを手にとってみると確かにテレビのCMでアピールされているように片手におさまります。片手での操作はどうかというと、当然、指は持ち手との対角線上に届きません。指が届く範囲はディスプレイ全体の1/3ほどで、片手でしっかり固定した状態で指が操作できる範囲はかなり限られてしまうため、僕の場合はキーボードを持ち手側に寄せるなどしても片手での文字入力はほぼ不可能でした。
落下防止用のスマートフォンリングやストラップを取り付けることで多少改善されましたが、両手で操作した方がスムーズに操作でき、最大の落下防止になるのでどうしても片手で使用しなければいけないシーンを除いて僕は両手で操作することにしています。
携帯性と持ちやすさで劣る「Xperia Z Ultra」はどの場面で活躍するのか
片手で操作できない、持ち歩きづらいとなると、自宅でしか使えないのではないかと思われるかもしれません。確かにXperia Z Ultraのサイズを考えればスマートフォンというよりもタブレットよりの位置づけになるため、使い方としても自宅で活躍するタブレットよりのものになります。ただ、タブレットと圧倒的に違うのは外出先でもリーダーとしてかなり使いやすいということ。文字入力など、頻繁にタッチ操作が必要になるライターとしては外出先で活躍する場面はあまりないかと思いますが、地図の確認や電子書籍、ブラウジングなどはタブレットだけでなく、スマートフォンよりも活躍します。
個人的には路線検索やフェリー検索、観光地検索などが必要になる旅行などに行く時には必ず持って行きたい端末になっていると感じています。
1ヶ月以上モニターしてきたXperia Z Ultraですが、モニター期間も残すところあとわずかになってきました。あと少しで手放さなくてはならないのですが、自腹で購入しようか悩んでいるところです・・・
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