Appleがあす4月23日21時に予約受付を開始し、30日に発売される紛失探索アイテム「AirTag」
AirTagには悪用を防止するための強力なアンチストーカー対策が用意されていて、ペアリングされたiPhoneやiPadから一定時間離れるとAirTagに内蔵されたスピーカーから音が鳴り、自分のiPhoneに「あなたと一緒に移動中のAirTagが見つかりました」との通知が表示される。
この仕様によってストーキングを拒否できる一方で、子供やペットにAirTagを携帯させて使用することはできないとされていたが、音はすぐに鳴るわけではなくペアリングされたデバイスから離れた3日後に音が鳴る仕様であることがわかった。
AirTagが離れてもすぐに音は鳴らない
AppleのKaiann DranceがFASTCOMPANYのロングインタビューに答えてAirTagの詳細な仕様を明かしている。
その1つが強力なストーカー対策機能で、誰かがストーカー目的のために荷物や衣服などにAirTagを忍ばせた場合、iOS 14.5以降にアップデートしたiPhoneに「あなたと一緒に移動中のAirTagが見つかりました」との通知が表示されるというもの。
この通知が表示されるのはApple IDまたは近くにあるiPhoneとペアリングされていないAirTagが追跡している時だけ。Androidユーザーは不審なAirTagを見つけた時にスマートフォンをタッチして無効化する方法を表示することができる。
また、ストーカー対策機能はiPhoneに表示される通知だけではなくペアリングされたデバイスから一定時間離れると音を発する機能も用意されている。Appleはこの“一定時間”について具体的な数字を明かしていなかったが、Kaiann Dranceは3日間であることを明らかにした。ただし、今後のアップデートで変更される可能性もあるとのこと
AirTagを子供やペットに使用しようと考えていた人は、ペアリングされたデバイスから離れると音が鳴ることから導入を断念したかもしれないが、離れてからすぐに鳴るわけではないことから導入できそうだ。
なお、FASTCOMPANYが子供やペットにAirTagを使用することについて聞いたところ、Kaiann DranceはAirTagがアイテムを追跡するために設計されていることを強調し、ファミリー共有設定したApple Watchの利用を推奨している。
このほかにもAirTagにはペアリングロックと呼ばれるiPhoneのアクティベーションロックのようなものが用意されていて、拾ったAirTagを自分のiPhoneとペアリングし直すことはできない独自のセキュリティ機能も用意されているとのこと。
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