11月2日、Appleが2018年度第4四半期(7月〜9月)の決算発表を行った。
前年同期と比較した製品の販売台数と売上高はiPadがともに減少を記録。Macは販売台数がわずかに減少したものの、売上高が増加。iPhoneは販売台数は変わらなかったが売上高を大きく伸ばして、売上高・利益ともに過去最高となった業績に大きく貢献した。
CEOのティム・クックは「とてもつもなく素晴らしい2018会計年度の締めくくりとして、まとも過去最高の四半期業績を報告できることをとてもうれしく思う。」とコメント。CFOのルカ・マエストリは「すべての地域セグメントで二桁増を記録し、記録的な年を過去最高の7〜9月期で締めくくった。iPhoneとウェアラブルで第4四半期として過去最高の売上高、サービスとMacで過去最高の4半期を達成した。」と評価している。
売上高・利益ともに過去最高に
2018年7月〜9月におけるAppleの売上高は629億ドル、純利益は141億2500万ドルを記録。前期決算時に発表していた予測は売上高が600億〜620億ドルのため予測を上回った。
また、前年同期の売上高526億ドル、純利益107億1400万ドルを大幅に上回ったことからも好調ぶりがわかる。来期決算時の売上高は890億ドルから930億ドルと予測されている。
iPhone、iPad、Macの販売台数と売上高
製品別の販売台数はMacが529万9000台を記録。前年同期比で2%減、売上高は3%増となった。iPadの販売台数は969万9000台を記録。前年同期比で6%減、売上高も15%減となった。
Macは7月に“最も速く最もパワフル”を謳うMacBook Proを発売したが販売数は昨年に比べて減少となった。iPadは、6月にiPad Proを発売した前年に対して今年は6月のWWDCで新製品の発表がなかったことが減少の要因とみられる。
iPhoneの販売台数は4688万9000台を記録。前年同期比で変化はなかったが、売上高は29%の大幅増となった。Appleは昨年11月に発売した「iPhone X」を機にさらなる高価格路線へと転換させたことで売上高は大幅増を続けている。
Apple Watch、HomePod、AirPods等の売上高
今期もその他製品とサービスが大きく業績に貢献した。
Apple WatchやHomePod、Apple TV、AirPods、iPod touch、Beats製品、Appleブランド、サードパーティ製アクセサリなど「その他製品」の売上高は前年同期比で31%の大幅増を記録(販売台数は非公開)、AppleCareやApple Pay、ライセンス、その他サービスを含む「サービス」の売上高は前年同期比で17%増を記録し、約100億円(99億8100万円)の最高値に到達している。
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