速報:Apple、初の“iPhone Air”発表。厚さわずか5.6mmで史上最薄、eSIMオンリーに
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleは9月10日、iPhone初のAirモデル「iPhone Air」を発表しました。
その名のとおり、これまでのどのiPhoneよりも薄く、シリーズで最も軽い、軽快さを追求した新しいラインナップです。
大画面ディスプレイを備えながら、持ちやすさと軽やかな使用感を徹底的に重視した設計で、かつてないスリムなiPhone体験を提供します。
史上最薄、Airの名にふさわしい仕上がり
史上最薄となるデザインは、ひと目で従来モデルとの違いがわかるほど。
厚さは約5.6mmと、iPhone 16の7.8mmから2.2mm以上の薄型化を実現。これまで最薄となっていたiPhone 6(6.9mm)を大きく下回り、まさにAirの名にふさわしい仕上がりです。
側面はこれまで以上にシャープで洗練され、背面にはシンプルなシングルカメラが搭載されています。
気になる耐久性は鏡面仕上げのグレード5チタニウム。両面にCeramic Shieldを採用することでキズにも強く仕上げられています。
画面の大きさは6.5インチ、iPhone 17 / 17 ProとiPhone 17 Pro Maxの中間サイズです。
また、ディスプレイにはProMotionテクノロジーを採用。
リフレッシュレートは従来の60Hzから最大120Hzへと倍増し、スクロールやアニメーションがこれまで以上になめらかに表示されます。ゲームや動画視聴の際にも動きがより自然に描写され、操作感全体が大きく向上しています。
カメラは48MP Fusionを搭載のシングル構成。2倍望遠も利用できます。フロントカメラはiPhone 17と同じ18MPの「センターフレームフロントカメラ」を備えます。
チップセットはA18に比べてピーク性能が数倍に強化されたGPUを備えたA19 Proを搭載。Appleは“Proのパワーを秘めた史上最薄”モデルとしています。
さらに、Wi-Fi 7、Bluetooth、Threadに対応する最新のワイヤレス新しいN1チップを搭載します。
超薄型の代償も
超薄型ボディの採用に伴う代償もあります。
まずひとつ目はSIMカードスロットが廃止されたこと。いわゆるeSIMオンリーモデルとなりました。
SIMカードは利用できないため、移行するにはiOSの機能を使ってeSIMに変換するか、キャリアのウェブサイトまたはショップで交換手続きが必要になります。
そして気になるのがバッテリーです。
iPhone Airは極限まで薄さを追求した結果、搭載できる容量には限界があります。
そこでAppleは電力効率を徹底的に削減できる高性能チップを搭載しました。モデムはiPhone 16eのC1に比べて最大2倍高速な最新のC1Xを搭載。またiPhone 16 Proのモデムより高速で30%効率的です。
さらに高密度バッテリーを備え一日中使えるとしています。アクセサリとして超薄型のMagSafeバッテリーも用意されます。
実際にどれぐらい持つかは今後公開されるレビューで明らかになるでしょう。
価格は159,800円から。発売日は9月19日(金)、予約受付は12日(金)21時からスタートします。
カラーバリエーションはスペースブラック、クラウドホワイト、ライトゴールド、スカイブルーの4色です。
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