Appleが26日早朝に発表した5つのサービスのなかで最も大きな注目を集めたのがクレジットカードの「Apple Card」だった。
高い還元率・年会費なし・革新的なデザインなどいくつもの魅力で世界に衝撃を与えたクレジットカードは今夏からアメリカでスタートする。残念ながら日本で提供される予定はないが、将来的にはアメリカ以外の国でも利用できる可能性があるようだ。
「Apple Card」の国際展開が近い将来ではない理由
Appleと革新的なクレジットカードを共同開発したゴールドマン・サックスのCEO、Richard GnoddeがCNBCの取材に対して「Apple Card」の将来的な国際展開を示唆した。
「Apple Card」の国際展開は近い将来に起きることだろうか。「Apple Card」の還元が「Apple Pay Cash」を通じて提供されることと、2017年12月にスタート「Apple Pay Cash」の提供地域が今もアメリカに限定されていることを考えれば、答えはノーだろう。
「Apple Card」の還元は、Apple Payで決済すると支払額の2%が還元され、Apple StoreやApple MusicなどApple関連の決済は3%が還元される。
還元はわずらわしいポイントではなく店舗での支払いや送金でも利用できる「Apple Pay Cash」を通じて即日還元される。Appleファンにとっても、そうでないユーザーにとっても魅力的なカードだ。
Appleは、一般的なクレジットカードで設定されている年会費・延滞金・海外手数料・制限超過手数料を廃止し、具体的な数値は明かしていないが業界で最も低い金利で提供すると宣言した。
Apple Payに対応していない店舗では、還元率1%のチタン製カードで支払いが可能。チタンのカードには、カード番号や有効期限、セキュリティコード、署名といったものがなく、Appleらしくシンプルかつ合理的にデザインされている。
コメントを残す