月額課金制のサービスに注力するAppleが、iPhoneやiPadをアプリやサービスの月額料金を支払うように購入できる新しいハードウェア向けのサブスクリプションサービスを準備しているようです。
BloombergのMark Gurman記者のレポートによれば、2023年への延期や中止の可能性があるものの、今年後半に提供が開始される可能性があるとのこと。
年内に登場するのであれば、“史上最も豊富な新製品を準備している”と噂されている今年秋のスペシャルイベントが絶好の場です。
日本で提供の可能性は…?
Appleが準備中の新しいハードウェア向けのサブスクは、App Storeでのアプリの購入やサービスの加入時に必要なApple IDを使用してiPhoneやiPadを購入できるとのこと。
ほかにも最新モデルが登場した時に、使用している機種と交換するアップグレードプログラムのような機能に加えて、Apple MusicやApple TV+といった複数のサービスをまとめておトクに利用できるバンドルサブスクの「Apple One」に含まれ、保証サービスのAppleCare+とも連携する可能性があるようです。
一括では買えないけど、分割なら…
Appleの製品を分割で購入できるプログラムはすでに存在しています(残念ながら日本では利用できない)
例えば、2015年にスタートしたiPhoneアップグレードプログラムは、24回の分割払いで購入したiPhoneを12ヶ月後に返却すると、新しいiPhoneに買い替えできる端末購入プログラムです。プログラムを利用する場合、ローン会社Citizens Oneの分割払いを利用する必要があり、返済が遅延すると手数料が生じるといったデメリットがありました。
もう1つのApple Cardの分割購入プログラムは、iPhoneアップグレードプログラムのようにローン会社を介さないことで、Apple Storeでの買い物で3%または6%のキャッシュバックを用意したサービス。利用者にとってのデメリットはApple Cardへの加入が必要なことです。
新しいハードウェアサブスクは、アップグレードプログラムと同じように分割払いによって支払い負担を抑えることで、iPhoneやiPad、Macといった高額な製品を一括では購入できないユーザーを取り込みつつ、Apple Cardの分割購入プログラムのように、Appleが直接ユーザーに提供することで、様々な特典の提供が可能なサブスクになると予想されます。
おトクなサブスクのバンドルサービス「Apple One」に含まれるのであれば、最新のiPhoneをおトクに購入できる可能性もあるでしょう。
今秋に向けて史上最も豊富な新製品が準備中…
Appleが今年秋に開催するイベントでは、iPhone 14、iPad Pro、AirPods Pro2、MacBook Pro、MacBook Air、Apple Watch Series 8といった多数の新製品が発表される予定。
分割払いによって負担を抑えながら、おトクに購入できる新しいハードウェアサブスクが登場すれば、非常に魅力的なサービスになりそうです。ただし、これまでの傾向からして日本で利用できる可能性は決して高くないはずです
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