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いよいよ4月初旬に日本語に対応する「Apple Intelligence」には、ChatGPTと連携する機能が備わっています。
これにより、Siriが対応できない質問や依頼があった場合は、ChatGPTが回答してくれます。
また、以前からAppleのクレイグ・フェデリギが、ChatGPTだけでなく、Geminiをなど他のAIモデルの統合も検討しているとインタビューで語っていました。提供時期が注目されていましたが、近い将来、実現する可能性があります。
ベータ版のiOS 18.4から発見
ベータ版のiOS 18.4では、Apple Intelligence内のサードパーティモデルとして、GoogleとOpenAIの両方のオプションが追加されたことが明らかになりました。
なお、同バージョンではマイナンバーカード対応に関するヒントも発見されています。
Apple's backend has revealed that the next 3rd party iOS-AI integration will be Google Gemini pic.twitter.com/0rIuJhT5Lj
— Aaron (@aaronp613) February 21, 2025
Geminiの統合で何が変わる?
ChatGPTとGeminiは、いずれも生成AIを活用した会話型AIですが、同じ質問をしても返ってくる回答が大きく異なることもあります。
個人的に回答に対するクオリティが高いと感じるのはChatGPTですが、GeminiはGmailに届いた請求書や領収書をまとめたり、YouTubeの動画リンクから要点をまとめるなど、Googleのサービスと連携することで、ChatGPTにはない機能を提供しています。
Apple IntelligenceとSiriに統合されることで、Geminiアプリにリンクを貼ることなく、動画の視聴中に「Hey Siri、この動画の要点をまとめて」と依頼できるかもしれません。
単純にChatGPTと相性が良くない人は、Geminiを選ぶこともできるでしょう。
iOS 18.4のベータ版からGeminiの統合に関する手がかりが見つかったことで、AppleがGeminiの統合を進めていることは明らかですが、現時点では内部コード上のヒントが発見されただけであり、実際に動作が確認されたわけではありません。そのため、iOS 18.4で正式に実装されるかは不明です。
Siriがついに会話型AIに対応か
今年秋に提供開始となるiOS 19では、SiriがChatGPTやGeminiのような会話型AIに対応すると報じられています。
これにより、これまでよりも文脈を理解できるようになり、自然な会話が可能になる可能性があります。
Apple Intelligenceに対応するのは、iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxと、今週発売されるiPhone 16eを含むiPhone 16シリーズのみです。
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