Appleが今年10月に発売すると見られている新型iPhone(仮称:iPhone 12)には、映像をなめらかに表示できる高リフレッシュレートの有機ELディスプレイが搭載されると噂されている。
ただし情報は錯綜気味で技術的な複数の問題を抱えていることから見送りになるとも報じられていた。少なくともAppleはリフレッシュレート120Hzの開発およびテストはしているのかもしれない。
開発機からリフレッシュレート120Hzの設定項目が発見される
Jon ProsserがiPhone 12 Pro Maxの開発機で保存したと主張するスクリーンショットを公開した。
カメラとディスプレイの設定画面をスクリーンショットしたもの。ディスプレイの設定画面からは「Enable High Refresh Rate」の設定項目が確認できる。この設定をオンにすることでリフレッシュレートが60Hzから120Hzに引き上げられる。
「Enable Adaptive Refresh Rate」というオプションも存在しており再生している映像に応じてリフレッシュレートが自動的に120Hzから60Hzに変更されるようだ。
Camera and display settings for current PVT model of 6.7” iPhone 12 Pro Max
— Jon Prosser (@jon_prosser) August 25, 2020
Want video too? pic.twitter.com/fnJk2LELgv
Appleが抱えている問題の1つとして指摘されていたのが高リフレッシュレート化による消費電力増だった。解決に必要なのが60Hz〜120Hzのようにリフレッシュレートを可変できるLTPOディスプレイだがAppleは調達できないと報じられている。今回確認されたオプションによってLTPOディスプレイを必要とせずある程度は消費電力を抑えられるはずだ。
流出したスクリーンショットが本物かはわからず本物であったとしても製品版に同じ設定項目があるかもわからない。あくまでもAppleがリフレッシュレート120Hzをテストしていることの証拠ということだ。なお、この項目は一部の開発機にのみ存在するとのこと。
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