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Apple、リーダーアプリで手数料の回避容認。Kindleへの影響は?

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2021/09/02 11:12
Apple、リーダーアプリで手数料の回避容認。Kindleへの影響は?

9月2日、Appleがコンテンツを読む・見るなど、いわゆる「リーダー」アプリにおいて、自社ウェブサイトへのリンクを1つ設置できるようにすると発表しました。2022年から変更されます。

例えば、Netflixでは、Appleが徴収する最大30%の手数料ーーいわゆるApple税を回避するために、わざわざSafariを起動してNetflixにアクセス後、会員登録や有料プランに加入する必要がありました。

リンクを設置できるようになれば、アプリからでもスムーズに利用を始めることができそうです。

おそらくKindleアプリに大きな変更なし

今回の変更が適用されるのは、デジタル版の雑誌、新聞、書籍、オーディオ、音楽、ビデオの購入済みコンテンツまたはサブスクリプションコンテンツを提供するアプリです。AmazonのKindleやSpotifyなどが対象。

NetflixやSpotifyなどサブスクでサービスを提供する開発者は大きな恩恵を受けることができますが、Amazonが提供する電子書籍リーダーのKindleアプリに大きな変更はないかもしれません。

登録や購入ページが1つで良いサブスクと違って、Kindleの場合は電子書籍の数だけ販売ページへのリンクが必要です。設置できるリンクはたった1つに限定されますが、これはアプリ全体で1つなのか、購入対象のコンテンツに対して1つなのかは不明。

開発者ユーザーともに願っているのは購入対象のコンテンツに対して1つのリンク設置でしょう。非常に重要なポイントですが、少なくとも購入対象のコンテンツに対して1つと読み取ることはできません。今後、詳細が出てくるはずなので引き続き注目です。

Appleは、ユーザーがアカウントを設定および管理できるように、そうしたアプリケーションのデベロッパが自社ウェブサイトへのリンクを1つ設置できるようにすることで公正取引委員会と合意しました。

なお、Appleは開発者がApple税を回避できるようにApp Store以外の課金方法をメールで提案できるよう変更したり、アプリの設定価格を現在の100未満から500以上に拡大するといった変更も先日発表していますが、いずれもAppleが大ダメージを食らいそうな変更ではありません。

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