日本時間5月14日、Appleが最新版のソフトウェアアップデート「iOS 17.5」と「iPadOS 17.5」の配信を開始しました。
今回のアップデートでは、プラットフォームの異なる紛失防止タグ(トラッカー)を検出できる機能が追加されています。
悪用されたトラッカーを検知すると警告を表示
これまでiPhoneでは、ストーカーなどを目的にしたトラッカーについてAirTagやその他の探すネットワーク対応製品の検出には対応していましたが、それ以外のトラッカーを検知することは不可能でした。
そういったなかでGoogleはデバイスを探すネットワークの提供を開始。
これは世界中で10億超のデバイスが動作するAndroid同士がBluetoothで通信することで、紛失したスマホが圏外やオフラインでも、Google Pixel 8 / 8 Pro / 8aなら電源が切れていても位置情報を確認できる機能です。
デバイスを探すネットワークは、スマホだけではなくAirTagのような紛失防止タグでも動作し、対応製品が5月27日から出荷が始まることから世界で利用者の多いiPhoneユーザーがストーカー被害に遭う可能性がありました。
そこでAppleとGoogleがユーザーを保護するために共同で、Detecting Unwanted Location Trackers(不要な位置情報トラッカーの検出)を作成。今日からiOS 17.5およびAndroid 6.0以降のデバイスに導入されます。
これはBluetoothを活用した追跡デバイス向けの業界規格で、スマートフォンなどのデバイスが悪用されたトラッカーを検知すると「[追跡アイテム]はあなたと一緒に移動しています」といった警告をユーザーに表示し、警告からトラッカーの識別子を確認したり、どこに潜んでいるのか音を鳴らしたり、トラッカーを無効化する手順を確認できます。
もちろんデバイス側の対応が必要ですが、日本でお馴染みのeufyやMotorola、Pebblebee、Chipolo、Jioといったメーカーが業界規格に対応するとのこと。
このほかにもiOS 17.5では、ロック画面で利用できる新しいプライドラディアンスの壁紙が追加されています。
- | Apple
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