Amazonプライムデー2025:500万冊読み放題の「Kindle Unlimited」が3ヶ月0円に

Apple、iPhoneアプリをMacでも動作可能に〜「iOS 12」で実現か

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2017/12/21 7:15
Apple、iPhoneアプリをMacでも動作可能に〜「iOS 12」で実現か

GoogleのノートPC、Chrome OSでAndroidアプリが動作するように、MicrosoftのWindows 10で死んでしまったWindows 10 Mobileのアプリが動作したように――AppleはiPhone/iPad向けのiOSアプリをMacでも動作させる計画があるようだ。

早ければ来年のWWDC18で正式発表か

現在、アプリの開発者はタッチパネルに最適化されたiPhone/iPad向けのiOSアプリとキーボードやマウスに最適化されたMac向けのmacOSアプリを別々に開発する必要があるが、Appleは1種類のソースコードで両方のOS、複数のデバイスをサポートして動作させる計画を持っているとBloombergが報じた。

「Marzipan」というコードネームで呼ばれるこのプロジェクトは、来年秋にリリースされる次期iOS/macOSの主要な機能の1つとなる。早ければ2018年夏に開催される開発者向けのカンファレンスで発表され、2018年後半にも正式リリースされるようだ。開発者向けのカンファレンスとは毎年6月に開催されるWWDCで2018年後半とは次期OSがリリースされる9月のことだろう。

このプロジェクトがリリースされれば、開発者はOSごとに分かれているプロジェクト(ソースコード)を一元化してアプリを開発することができる。つまり1つのアプリを開発するだけでiPhone/iPad/Macの2つのOSと3つのデバイスで動作せることができる。単純に考えれば開発の手間は半分になるが、実際にはそれ以上の効果があるはずだ。

ユーザー側のメリットも大きい。その1つが遅れがちなMacアプリのアップデートだ。例えば、Mac向けのTwitterアプリには2017年3月以来アップデートが配信されていない。今年6月に導入された新デザインも適用されず、機能変更も適用されていない状態だがこれが解消される。

1種類のプロジェクトで複数のデバイスまたはOSをサポートするアプリは「ユニバーサルアプリ」と呼ばれている。冒頭でも書いたようにGoogleとMicrosoftは既に導入済み。もう覚えている人も少ないかもしれないが、かつてはiPhoneとiPadも別々で開発する必要があったが、現在はユニバーサルアプリとして開発できる。

iOS/macOSのユニバーサルアプリが開発できるようになった場合、現在2つに分かれているApp Storeが統合される可能性もある。Bloombergは不明とした上で、iPhone/iPad向けのApp Storeが「iOS 11」で大幅にリニューアルされながら、Mac向けのApp Storeは2014年から変わっていないことが興味深いとしている。

投稿規約
  • チャットサポートではないので質問は必ず記事を読んでから投稿してください。
  • 迅速な回答のために、質問する際は状況を細かく書いてください。最低限、画面にどういったメッセージが表示されているのかは必要です。
  • コメントに誹謗中傷を含む場合は、発信者情報開示請求を行います。
  • 攻撃的・侮辱的・過激・不快な表現を含む場合はIPアドレスを公開します。
  • VPNを使った書き込みおよび連投は承認されません。

コメントを残す

(任意)

あなたにおすすめ