「0.8%」、これは全世界で使用されているスマートフォンOSでWindows Phoneが占める割合。73.5%のAndroid、19.4%のiOSから大きく離されている。
このシェアを考えればMicrosoftがいつWindows Phoneに終わりを告げてもおかしくない。ノキアから買収した携帯電話事業部において複数回に渡る大規模なリストラを行った時は縮小と報じられていたがついに終了となるようだ。
Windows Phone、今後はサポート・メンテナンスのみ実施
MicrosoftのOS担当副社長であるJoe Belfioreが自身のTwitterで「今後は不具合の修正やセキュリティアップデートなどは行うが、新しい機能や新しいハードウェア(新機種)には注力しない」とコメント。Windows Phoneの開発は事実上終了することになる。
Of course we'll continue to support the platform.. bug fixes, security updates, etc. But building new features/hw aren't the focus. 😟 https://t.co/0CH9TZdIFu
— Joe Belfiore (@joebelfiore) 2017年10月8日
開発終了の理由としてアプリのラインナップが不足していることをあげている。実際にWindows 10 Mobileを搭載するスマートフォンをいくつか利用したが、iOSやAndroidに比べるとアプリが非常に少ない。アプリを見つけたとしても新機能が追加されるタイミングも非常に遅く、Twitterのお気に入りがいいねに変更されたのは発表から4ヶ月後のことだった。
Microsoftはコードネーム「Andromeda」と呼ばれるモバイル向けの新しいプラットフォームを開発、来年にもリリースすると噂されているが、Joe BelfioreはWindows Phoneユーザーに対してiOSやAndroidなどからベストなものを選ぶよう促していることから近いうちにリリースされる可能性はなさそうだ。
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