Appleが今年6月に発表した“初の空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」の発売が間近に迫っているようです。
3,499ドル(約50万円)の高級デバイスApple Vision Proはデジタルの世界と現実の世界をシームレスに融合し、他社のデバイスと違って、他者ともコミュニケーションを取りながら使用できるAR/VRヘッドセット。
ヘッドセットを装着すると現実空間のなかにSafri、写真、メモ、App Store、メール、メッセージ、Keynote、ミュージック、マインドフルネス、フリーフォーム、Apple TV、設定といったおなじみのアイコンが並び、目・手・声で操作する魔法の体験が楽しめます。
購入にはストア訪問が必須に
Mark Gurmanのレポートによると、Appleは2月中の発売に向けてApple Vision Proの生産を数週間前から中国にてフルスピードで進めているそうです。
また、開発者には準備することを告げるメモが送られ、Apple Vision Proで再生できる空間ビデオ撮影機能がiOS 17.2で追加されるなど、ソフトウェアやアプリの準備も順調に進められていることがうかがえます。
Apple Vision ProはiPhoneのようにApple公式サイトから購入して自宅に届くようなものではないようで、店舗で購入するか、オンラインで予約しても店舗受け取りを促される可能性が高いそうです。
これはヘッドセット内に光が入り込まないようにするなど、最適なフィッティング方法を直接伝え、最適なパーツのサイズを選択することで、体験を台無しにしないための策と考えられます。また、度付きレンズのオプションに対応するためにも必要なことです。
このためにAppleはアメリカの各店舗から数人の従業員を本社に招いてデバイスの使い方や販売方法を2日間トレーニングするそうで、ストアに戻った従業員が他の従業員をトレーニングする方式が取られるとのこと。
なお、Apple Vison Proは当初米国のみで発売され、2024年末までに他の国でも販売される予定です。いち早く手に入れたいのであれば、現地まで行って購入するしかありませんが、生産台数が限られることからそれも簡単ではなさそうです。
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